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BBCが米国の配信事業者と協議

BBCのマット・ブリッティン事務局長は、Netflix、Amazon Prime Video、Apple TV、YouTubeの幹部と、BBCのコンテンツや事業について協議したと職員に伝えました。Netflixの共同CEO、グレッグ・ピーターズ氏ともロンドンで面会したとされています。

ブリッティン氏は、各社と個別の取り組みを話し合うだけでなく、BBCの変革に向けて協力できることを検討したと説明しました。BBCのコンテンツをNetflixやYouTubeでより目立たせることや、BBCニュースの配信を増やすことにも意欲を示しています。

BBCとYouTubeは、BBCが同サービス向けに初めてオリジナル番組を制作する契約を結んでいます。BBCは協議の個別の内容についてコメントを控えました。

YouTubeで公共サービス番組を見つけやすくする構想

英国政府は2026年6月、公共サービスメディア(PSM)の改革案を含むグリーンペーパーを公表しました。政府は、BBCやITV、Channel 4などのニュースや番組を、ソーシャルメディアや動画共有サービス上で目立たせ、見つけやすくする制度を検討しています。

構想の例として、利用者がニュースを検索した際、全国・地域のニュース提供者のコンテンツがフィード上位に表示されやすくなる仕組みが挙げられています。YouTubeを含む各サービスに、公共サービスメディアのコンテンツを目立たせ、見つけやすくし、促進するよう求める案も検討対象です。

政府はこの案を、オンライン視聴の広がりに合わせて公共放送の制度を見直す一環として提示しました。YouTubeは公共サービス番組の優先表示構想について、「強制的な優先表示」だとして懸念を表明しています。

英国では配信視聴と放送局の収益構造が変化

Ofcomの「Media Nations」報告によると、Netflix、Prime Video、Disney+などの英国での売上高は、2024年に前年比10%強増の43億7000万ポンドでした。伸び率は、2年間続いた20%の成長から鈍化しており、Ofcomは市場の成熟と加入者の増加ペースの低下を理由に挙げています。

同じ報告では、英国の世帯のうち何らかの定額制配信サービスに加入している割合は68%で、頭打ちの状態が続いています。一方、放送局の動画配信サービスの売上高は15%増え、初めて10億ポンドを超えました。BBC iPlayerはBBC全体の視聴の22%を占めました。

ISPreview UKが紹介したOfcomの2025年報告によると、2024年の英国の家庭内動画視聴では、BBCが全体の19%を占め、YouTube、ITVが続きました。16~34歳ではYouTubeが視聴の22%を占め、最も視聴されたサービスでした。

Channel 4との連携案も浮上

BBCとChannel 4をめぐっては、共同事業の可能性も報じられています。Reutersが報じた構想には、BBC StudiosがUKTVとChannel 4の広告事業、E4やFilm4などのチャンネル、配信サービスを組み合わせる案が含まれます。Channel 4の主要ネットワークは対象外とされています。

BBCのiPlayerでChannel 4の番組を扱う案について、ブリッティン氏とChannel 4のプリヤ・ドグラCEOは公に言及しています。ただし、ドグラ氏はBBCがChannel 4を全面的に傘下に置くことには慎重な姿勢を示しました。

BBCとChannel 4は、UKTVの広告販売や、Channel 4の配信サービス「4Streaming」での番組提供を通じた商業上の関係をすでに持っています。両局は公共サービスメディア同士の連携拡大を支持しています。