
420ccの新型スーパースポーツ
BMW Motorradは、2027年型「F 450 RR」を発表しました。排気量420ccの並列2気筒エンジンを搭載するフルカウルのスポーツバイクで、米国ではM Sport仕様を販売します。
エンジンの最高出力は48馬力で、8,750rpm時に発生します。最大トルクは6,750rpmで32ポンド(約6,800円)フィートです。クランクピンのオフセット角は135度で、カウンターバランサーも備えます。
BMW Motorradのマルクス・フラッシュCEOは、F 450 RRについて、軽く、ダイレクトで、正確な走りを特徴として挙げ、ワインディングロードとサーキットの双方で楽しめると述べています。
135度オフセットと振動対策
135度のクランクピンオフセットは、F 450 RRのエンジン設計の特徴です。この配置とバランサーシャフトの組み合わせにより、振動を抑えながら独特のサウンドを得られます。
同じ420ccエンジンを搭載するF 450 GSでも、135度オフセットが滑らかさとエンジン音に関わります。バランサーシャフトはクランクシャフトと反対方向に回転し、振動を抑える構成です。
M Sportの装備と操作系
米国向けのM Sportには、圧側・伸側の調整に対応するKYB製フロントフォークと、調整式リアサスペンションを装備します。電子制御では、バンク角に応じて制御するABS Pro、ダイナミック・トラクション・コントロール、エンジンブレーキ制御などを採用しています。
走行モードはRain、Road、Raceが標準です。オプションのRiding Modes Proを選ぶと、個別に設定できるRace Proモードが加わります。6速トランスミッションにはShift Assistant Proを備え、クラッチレバーを操作せずにシフトアップとシフトダウンができます。
クラッチレバーを使わずに発進・停止できるEasy Ride Clutch(ERC)はオプションです。遠心機構でエンジン回転数に応じて作動し、エンジンブレーキは停止直前まで維持して、アイドリング回転数に達するとクラッチを自動で開きます。
発売時期と車体のデザイン
米国でのM Sportの発売は2027年夏を予定しています。価格は7,815ドル(約120万円)で、仕向地費用が加算されます。
外装には、BMWの上位スーパースポーツ「S 1000 RR」を想起させるデザイン要素を取り入れ、カウルにはウイングレットを配置しました。左右非対称のサイドカウルや、右側の開口部もデザイン上の特徴です。
装備には、6.5インチTFTディスプレイ、USB-Cポート、グリップヒーター、フルLED照明が含まれます。BMW Motorradのデザイン責任者アレクサンダー・ブッカン氏は、ノーズダウン・テールアップの姿勢やウイングレットによって、同社RRシリーズのデザインを小型車体に展開したと説明しています。










