Creality Pikaは260グラムの携帯型3Dスキャナー、価格は699ドル
出典: creality.com

Crealityの携帯型3Dスキャナー「Pika」は、青色レーザーと近赤外線(NIR)の2方式を備え、価格は699ドル(約11万円)です。Tom’s Hardwareのレビューでは、軽さやソフトウェアの使いやすさが評価された一方、NIR方式では追跡が難しい場面も報告されました。小型物のスキャンから3Dプリント用データの作成までを想定した製品です。

Creality Pikaは260グラムの携帯型3Dスキャナー、価格は699ドル
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260グラムの本体をスマートフォンやPCにつないで使う

Pikaの重量は電池込みで260グラムで、背面には3インチのタッチスクリーンがあります。付属品には三脚、手動ターンテーブル、校正用ガラス板、充電式電池2本などが含まれます。

Creality Pikaは260グラムの携帯型3Dスキャナー、価格は699ドル
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使用時はスマートフォンまたはPCに接続します。Creality ScanはWindows、Mac、Android、iPhone向けに提供され、スキャン後のデータはSTL、OBJ、PLY、ASC形式で書き出せます。無線接続にも対応しますが、マーカーを使わないレーザースキャンはPCへの有線接続時に限られます。

レビュー担当者はiPhone 15との無線接続で動作することを確認し、16GBメモリーを搭載したノートPCでもスキャンしました。一方、メモリー8GBの古いノートPCでは動作しませんでした。スキャナー本体だけで処理を完結するのではなく、接続先の端末にも処理能力が求められます。

青色レーザーは細部向け、NIRはマーカーなしのスキャンに対応

青色レーザー方式は7本の平行線を使い、小さな造形物や複雑な輪郭の形状を捉えます。Pikaの公称精度はこの方式で最大0.03ミリです。レビュー担当者は人形や小さな置物をスキャンし、処理したデータを3Dプリントに使いました。

NIR方式は近赤外線の構造化光を使い、人体のスキャンにも対応します。レビュー担当者はマーカーを貼らずに足や頭部をスキャンしました。CrealityはNIR方式について、カラー情報の取得にも対応するとしています。

ただし、レビューでは髪を含む頭部のスキャンで追跡が難しく、NIR方式のトラッキングに課題があると報告されました。髪のある頭部をスキャンできた例もありましたが、レビュー担当者は得られたデータを後から補正しています。NIR方式の公称精度は最大0.1ミリで、青色レーザー方式とは数値が異なります。

スキャン後はノイズ除去や穴埋めをしてデータを書き出す

スキャンした形状は、Creality Scanで融合処理を行うと、マーカーやノイズを取り除けます。その後、不要な部分の削除、平面の作成、表面の平滑化、穴埋めなどを行い、モデルを整えます。

レビュー担当者は、ミケランジェロのダビデ像の胸像や高さ62ミリの小さな人形をスキャンし、処理後のデータをプリントしました。胸像では、髪やあごの下側も含めて形状を取得できたと報告しています。

NIR方式では明るい環境でのスキャンを想定し、取り外し可能なIRフィルターが用意されています。Crealityは青色レーザー方式を最大110,000ルクス、フィルター使用時のNIR方式を最大80,000ルクスの屋外照度に対応するとしています。また、電池は交換式で、製品には予備を含む2本が付属します。

Sermoon S1より方式を絞り、価格を抑えた構成

同じCrealityのSermoon S1は、単線・平行線・交差線の青色レーザーとNIR構造化光を備え、複数のスキャン方式を使い分けます。公称精度は青色レーザー方式で最大0.02ミリ、NIR方式で最大0.075ミリです。Pikaは青色レーザーとNIRの2方式で、公称精度はそれぞれ最大0.03ミリと0.1ミリです。

Pikaの価格は699ドル(約11万円)で、Crealityのオーストラリア向けストアではSermoon S1が3,599豪ドル(約40万円)で掲載されています。Pikaのレビューでは、Sermoonシリーズほど精密ではないものの、価格を抑えた製品として位置づけられています。価格は異なる通貨で示され、掲載先も異なります。