
Electrify Americaのポート数は6,029基に
米国の急速充電ネットワークを運営するElectrify Americaは、充電ポート数が6,029基に達しました。米エネルギー省の代替燃料データセンターによると、1,191カ所で運用されています。同社は米国でテスラに次ぐ規模のネットワークです。
ポート数は前年同期比で16%増え、ステーション数は約10%増加しました。ポートは車を接続する充電口の数で、充電器の台数や同時に充電できる車の台数と常に一致するわけではありません。
ペンシルベニア州に設置された一部のWawaブランドの充電器は、1つの区画に2ポートと4つのコネクターを備えます。CCS1とNACSのコネクターを各1つずつ持ち、同時に充電できる車は2台です。
CCS1とNACSを併設する充電環境
CCS1は米国で広く使われてきた直流急速充電規格で、NACSはテスラが設計した充電規格です。NACSは交流と直流の両方に使えるコネクターを採用しています。SAE InternationalはNACSの標準化を進め、規格名はSAE J3400となりました。
Electrify Americaは、NACSコネクターを追加しながら、ネットワーク全体でCCS1への対応を維持する方針を示しています。米国内の現在および将来の充電拠点で、NACS接続を可能にする計画です。同社の一部の充電器では、すでにCCS1とNACSの両方を選べます。
この併設により、車両の充電口に合ったコネクターを選べます。NACS対応車が増える一方で、CCS1対応車もネットワークに接続できるよう、両規格に対応する設備が整備されています。一部のCCS1車は、対応するアダプターを使ってNACS充電器に接続できます。
350kW充電器でも車両側の上限が関係
Electrify Americaの充電区画の多くは最大350kWに対応し、一部には150kWと400kWの充電器もあります。この数値は充電器が供給できる出力の上限で、接続したすべての車が同じ出力で充電できるわけではありません。
実際の出力は、車両のバッテリーと管理システムが受け入れられる量に左右されます。バッテリーの充電量や温度に応じて受け入れ可能な出力は変わり、充電中も出力が変化します。
そのため、350kW対応の充電器を利用しても、車両側の上限がそれより低ければ、その上限を超えて受電できません。充電器の定格だけでは、個々の車の充電時間や実際の充電速度は決まりません。
競合の増設と支払い方式の変更
Electrify Americaは第2四半期に202ポートを追加し、米国の直流急速充電ポート全体に占める割合は6.7%でした。同じ期間に、3位のChargePointは333ポートを追加し、累計の市場シェアは6.1%でした。
ウォルマートは第2四半期に、非テスラ企業の中で最も多くのポートを設置しました。現在は110カ所、計916ポートを運用しており、2030年までに数千基の400kW充電区画を設置する計画です。
Electrify Americaは、利用者が事前にアカウント残高を用意する方式をやめ、充電セッションごとに登録済みの支払い方法へ直接請求する方式に切り替えました。同社のポート数は増加を続けていますが、第2四半期の追加数では複数社が同社を上回りました。









