Green SM、ロサンゼルスでVF 8を使う全電動タクシーを開始
出典: me.vinfast.com

Green SMは2026年10月13日、米ロサンゼルスでタクシーサービスを始めました。車両はVinFastの電動SUV「VF 8」に統一し、初期導入台数は500台です。同社にとって北米で初めての事業展開となります。

Green SM、ロサンゼルスでVF 8を使う全電動タクシーを開始
出典: me.vinfast.com

VF 8を500台投入してロサンゼルスで営業

Green SMは、ベトナムの複合企業Vingroup傘下のモビリティ企業です。VingroupはVinFastも傘下に持つため、今回のサービスでは同じ企業グループの車両を使います。

Green SM、ロサンゼルスでVF 8を使う全電動タクシーを開始
出典: me.vinfast.com

ロサンゼルスの運行車両はすべて電気自動車で、VinFastのVF 8を採用しています。Green SMにとって米国進出は、アジアや欧州での事業に続く新たな市場への参入です。

Green SM、ロサンゼルスでVF 8を使う全電動タクシーを開始
出典: me.vinfast.com

Green SMは2023年にベトナムで設立され、米国進出前はベトナム、ラオス、インドネシア、フィリピン、インド、カザフスタン、デンマーク、オランダで事業を展開していました。同社は約8億5,000万回の乗車実績を公表しています。

Green SM、ロサンゼルスでVF 8を使う全電動タクシーを開始
出典: me.vinfast.com

アプリ、電話、路上で乗車を依頼

利用者はGreen SMのアプリや電話窓口から配車を依頼できます。サービス開始日の10月13日から、路上で車両を呼び止めることもできます。

Green SMによると、サービスは日常の移動に加え、長距離の移動や空港送迎にも対応します。運賃は乗車時間と移動距離に応じて決まります。

新規利用者は最初の5回の乗車で運賃が50%割引になり、割引額は1回につき最大12ドル(約1,900円)です。また、月10回分の割引クーポンが付くGreen Pass会員資格を無料で利用できます。各クーポンで運賃が30%引きになり、割引額は1回につき最大10ドル(約1,600円)です。

専任ドライバーの採用と現地体制づくり

Green SMは、運転手を選考・訓練してサービスに配置しています。同社の運転手はフルタイムで雇用されており、UberやLyftで働くギグワーカーの一部が空き時間に乗客を運ぶ形とは異なります。

Green SMはサービス開始後、ロサンゼルスで現地チームを段階的に拡充し、運営体制を強化する方針です。その一環として、現地ドライバーの採用と訓練も進めるとしています。

サービスはUber、Lyft、Waymoなどが営業するロサンゼルスで始まりました。Green SMは、車両だけでなく運転手や接客を含む運営体制を現地で整える計画です。

VF 8の米国展開にもつながる運行

VF 8はVinFastの電動SUVです。米国での販売台数は2026年上半期に400台未満でした。今回のタクシー運行により、購入を検討していない人も乗車を通じて車両に触れる機会を得られます。

VinFastは2027年型VF 8を投入し、運転支援機能を更新しました。同モデルの米国での開始価格は40,400ドル(約640万円)です。

タクシー事業と車両販売は別の事業ですが、Green SMの車両にはVinFast製のVF 8が使われています。Green SMは米国で車両、技術、運転手チームへの投資を続ける方針を示しています。