
Appleの新型HomePod miniは、S10チップやWi-Fi 7に対応し、10月30日に発売される見通しです。ThreadとMatterへの対応も伝えられています。
S10チップとSiriのAI機能に対応する見通し
ブルームバーグのマーク・ガーマン氏によると、新型機は現行モデルのS5からS10へチップが更新され、HomePodで初めてSiriのAI機能を利用できる見通しです。S10は最新世代のチップではないとも、ガーマン氏が報じています。
新型機は、Appleが「HomeView」と呼ぶスマートホームハブと連携し、音声操作や音楽再生を家の中で同期させるとされています。HomeViewとApple TV 4KもSiriのAI機能に対応する見通しです。
本体色は従来のミッドナイトとホワイトに加え、ピンク、グリーン、ブルーが用意されると伝えられています。発売日はApple TV 4Kの新型と同じ10月30日とされ、HomeViewは11月中旬になる見込みです。
ThreadとMatterが機器接続で担う役割
Threadは、スマートホーム機器が使う低消費電力のメッシュ通信技術です。メッシュでは機器同士が無線でつながり、電源に接続された機器が信号を中継することで、離れた機器にも接続を広げられます。
Thread Border Router(ボーダールーター)は、Threadのネットワークと家庭内のIPネットワークをつなぐ機器です。現行のHomePod miniも、Matter機器向けのボーダールーターとして使えます。新型がThreadに対応すれば、Thread機器の通信を家庭内ネットワークへつなぐ役割を担えます。
Matterは無線方式ではなく、機器を操作するためのスマートホーム標準です。Matter機器はWi-Fiやイーサネット、またはThreadを通信経路として使います。Matter対応機器はインターネットやクラウドを介さず、家庭内で操作できます。
Wi-Fi 7対応が変える通信環境
新型HomePod miniは、N1ネットワークチップを搭載し、Wi-Fi 7に対応すると報じられています。現行HomePod miniのWi-FiはWi-Fi 4対応です。Wi-Fi 7は2.4GHz、5GHz、6GHz帯を使う規格で、複数の周波数帯を同時に使うMLO(マルチリンクオペレーション)に対応します。
MLOは複数帯域を使って通信速度を高め、干渉の影響を抑える技術です。Wi-Fi 7では、6GHz帯で最大320MHzの帯域幅を利用できます。ただし、Wi-Fi 7の機能を利用するには、接続先のアクセスポイントなども同規格に対応している必要があります。
Wi-Fi 7対応は家庭内ネットワークの選択肢を広げますが、HomePod mini単体の音楽再生や接続機器の性能がどの程度変わるかを示すものではありません。ThreadとMatterも、それぞれ通信経路と操作標準を担うため、対応機器や家庭内ネットワークの構成によって使われ方が異なります。
発売日と価格の見通し
10月30日の店頭発売は、ガーマン氏の報道に基づく見通しです。同日に新型Apple TV 4Kも発売されるとされています。HomeViewは11月中旬の発売が見込まれています。
S0は、HomePod miniの価格が6月に99ドルから129ドルへ上がった経緯に触れ、価格は据え置きになるとの予想を紹介しています。










