Nothingが、カメラを搭載しないモデルと、カメラやAI機能を備えるモデルの2種類のスマートグラスを準備しているとの情報が伝わりました。両モデルには音声再生や通話、音声アシスタント、調光レンズが用意されるとされています。
リークされた2モデルの機能
リーカーのローランド・クワントはBlueskyで、Nothingが2種類のスマートグラスを準備中だと投稿しました。カメラ非搭載モデルは音声再生、通話、スマートフォンの音声アシスタントへのアクセスに対応し、明るい場所で自動的に色が濃くなる調光レンズを備えるとされています。
もう一方のモデルにはカメラが加わり、ChatGPTや翻訳などの機能も搭載される可能性があります。ChatGPTは、OpenAIが提供する対話型AIです。
Nothingの初のスマートグラスは2027年を目標にしているとの情報もあります。
Ray-Ban Meta Audioとの機能差
カメラを搭載しないスマートグラスは、MetaもRay-Ban Meta Audioとして展開しています。Metaのカメラ搭載Ray-Ban Meta(Gen 3)は12MPカメラを備え、Audioはカメラなしで通話、音楽再生、音声アシスタントに対応します。
Metaはカメラ付きモデルの動画撮影を3K Ultra HDと案内しています。Audioはオープンイヤー方式のスピーカーを採用し、周囲の音を聞きながら音声を楽しめます。MetaはAudioのClubmasterとBurbankを、Ray-Ban Metaの中で最もスリムで軽いスタイルとして紹介しています。
Metaの案内では、Audioは一般的な使用で最長12時間、カメラ付きGen 3は最長9時間使えます。Audioの連続音声再生は最長6時間で、付属ケースを使うと合計最長48時間利用できるという仕様も伝えられています。これらはMeta製品の数値で、Nothingの駆動時間を示すものではありません。
カメラの有無が分ける選択肢
スマートグラスのカメラは、手を使わずに撮影したり、AIが使用者の見ているものを理解したりする用途につながります。一方で、本人に気づかれない撮影が起きた例や、会場・職場でカメラ付きグラスを制限する動きも報告されています。
カメラを搭載しないモデルは映像を撮影せず、通話や音楽、音声アシスタントを中心に使います。MetaはAudioをカメラ付き製品と並べ、視覚機能を省く代わりに軽さやバッテリーの長さを重視する選択肢として位置づけています。
Nothingのリークでも、カメラなしのモデルと、カメラやChatGPT、翻訳を備えるモデルが分けられています。カメラ付き機器では、録画中であることを知らせる表示などの対策も強化されてきたと報告されています。この違いは、撮影機能だけでなく、周囲の受け止め方にも関係します。
調光レンズの仕組みと製品ごとの違い
調光レンズは、紫外線を受けるとレンズ内の分子構造が変化し、可視光を吸収して色が濃くなる仕組みです。紫外線が弱まると分子は透明な状態に戻り、レンズも明るくなります。Nothingのリークでは、明るい場所で自動的に色が濃くなるレンズを両モデルに搭載するとされています。
反応速度や屋内での見え方は製品によって異なります。調光レンズの技術資料にあるNeochromesは室内では透明で、標準的な室温では濃くなるまで数秒、明るい状態に戻るまで数分とされています。ZEISSのレンズも屋内で透明になり、屋外の紫外線に反応して濃くなります。
Neochromesの測定値では、23℃でレンズが濃くなる際の中間点までの時間は6秒、明るく戻る際の中間点までは132秒です。また、車の窓ガラス越しでは紫外線が十分に届かず、レンズが完全に濃くならない場合があるとZEISSは説明しています。これらは調光レンズ一般の仕組みや個別製品の測定値であり、Nothingのレンズの性能を示す数値ではありません。











