PaulinとHodinkee、金めっき文字盤の限定ダイバーズウォッチを発売
出典: le.hodinkee.com

PaulinとHodinkeeは、スコットランド・グラスゴーの時計ブランドPaulinのダイバーズウォッチ「Mara」を基にした限定モデルを発売します。真鍮に金めっきを施して黒く仕上げる伝統的な文字盤製法を採用し、250本限定で、価格は1,000ドル(約16万円)です。ムーブメントを変更してケース厚を抑えた一方、防水性能は標準モデルの300メートルから100メートルになりました。

金めっきの層を生かした文字盤

文字盤は真鍮に金めっきを施した後、目盛りや文字の部分を薬品で保護し、露出部分を電気めっきでつや消しの黒に仕上げます。保護材を取り除くと、黒い面の下にある金色が目盛りや文字として現れます。

この工程は、金色の塗料で黒い文字盤に模様を印刷する方法とは異なります。時刻目盛りは、古びた色合いのスーパールミノバで手作業で塗り、針やベゼルの目盛りと色調を合わせています。

デザインは1950年代から60年代初頭のダイバーズウォッチを参照し、標準モデルの幾何学的な時刻表示を、クラシックなダイバーズウォッチ型の表示へ変更しました。文字盤の4時位置には金色のHodinkeeロゴを配し、Paulin独自の書体「Wim」も使っています。

ケースを薄くするムーブメント変更

限定モデルには、自動巻きのMiyota 9039を搭載します。Miyotaは仕様で、9039をプレミアム機械式ムーブメントとし、厚さを3.90ミリとしています。

このムーブメントは自動巻きと手巻きに対応し、3針式です。日付表示はありません。日付表示のあるMiyota 9015とは機能が異なり、9039の薄型設計がケース厚を抑える選択肢になっています。

標準モデルが採用するスイス製ムーブメントから9039に変更したことで、ケース厚は13.5ミリから11.8ミリになりました。ケース径は39.7ミリ、ラグ・トゥ・ラグは48ミリです。

防水性能と外装の仕様

防水性能は100メートルで、標準モデルの300メートルから引き下げられました。ケースはステンレススチール製で、ねじ込み式リューズとサファイアガラスを備えています。

ベゼルは濃いグレーの一方向回転式で、120クリック仕様です。二重ドーム型サファイアのインサートを組み合わせ、ベゼルの縁とリューズには球状のくぼみを並べた独自の仕上げを施しています。

ストラップは黒とグレーの縞模様を入れたNATOタイプで、Hodinkeeのロゴ入りバックルが付きます。ベゼルと文字盤を含め、金色、黒、グレーを中心にした配色です。

250本限定、11月中旬から配送予定

限定数は個別の番号が付く250本で、価格は1,000ドル(約16万円)です。HodinkeeとWatches of Switzerlandで予約を受け付け、購入者への配送は2026年11月中旬に始まる予定です。

Maraは、Paulinが初めて手がけたダイバーズウォッチです。

針には、発光面積を確保する形状と、Paulinのロゴにある「i」の点と縦線を取り入れた時針を採用しています。