Google Pixel Watch の形とデザインのGIF。
出典: blog.google

複数世代で充電後12時間もたない症状

Pixel Watchの複数世代で、急に電池の減りが速くなる問題が利用者から報告されています。通常は1回の充電で24〜48時間使えていた時計が、12時間未満で電池切れになる例があります。

報告はPixel Watch 2、3、4、5に及びます。画面の常時表示を切り、バックグラウンドの動作を抑えていても、待機中に4時間で最大20%減った例があります。

電池の減りが速いと、日中だけでなく睡眠中の装着にも影響します。夕方まで電池がもたないケースも報告されています。

新旧モデルに共通する急な変化

Pixel Watch 2のような古いモデルでは、長期使用によるバッテリーの劣化も考えられます。一方、Pixel Watch 4など新しい機種でも、近い時期に似た症状が報告されています。

Android Authorityは、複数世代で症状がほぼ同時に現れていることから、ハードウェアの自然な劣化より、アプリやバックグラウンドサービスなどソフトウェア側の問題である可能性を挙げています。

Googleは問題を公式に認めておらず、Android Authorityは同社にコメントを求めています。

再起動や更新、初期化の報告

利用者が試した対処法として、まず時計の再起動が挙げられています。改善した例がある一方、再起動では解消しなかったという報告もあります。

保留中のシステムソフトウェアやアプリを更新する方法もあります。利用者からは、データのバックアップを戻さずに初期化すると比較的効果があったとの報告がありますが、アプリや設定を戻す手間が伴います。

Pixel Watch 2や初代Pixel Watchでは、バッテリー交換が選択肢になる場合もあります。ソフトウェア更新を待つ方法も含め、報告された対処法の結果は一様ではありません。

アプリの電池消費を調べる方法

Pixel Watch 2では、設定の「アプリと通知」から「アプリ情報」を開き、対象アプリの「バッテリー」へ進むと、バックグラウンド制限を設定できます。バックグラウンドで動作するアプリが電力を多く使う場合があります。

アプリの動作を詳しく調べる開発者は、Android Debug Bridge(ADB)のadb shell dumpsys batterystatsで電池統計を取得できます。Android StudioのPower Profilerでは、画面が消えた後も処理やCPU使用が続いていないか、システムトレースを調べられます。

バックグラウンド処理は、Android StudioのBackground Task Inspectorやadb shell dumpsys jobschedulerで、ジョブの実行頻度と時間を確認できます。Wear OSでは通信や画面点灯、GPSの利用なども電池に影響し、消費量は端末によって異なります。