Challenger Launch
写真: Public domain / Wikimedia Commons

新たに11人が加わる『The Challenger』

Prime Videoの限定シリーズ『The Challenger』に、デイシューケ・ツジ、デニス・フラナガンら11人が新たに複数回登場する役で加わります。クリステン・スチュワートとウィル・アーネットが主演し、1986年のスペースシャトル「チャレンジャー」事故に至る経緯を描きます。

ツジはエリソン・オニヅカ、フラナガンはジム・バジアン、デビッド・シェイはディック・スコビーを演じます。デビン・タイラーはシェリル・マクネア、エレン・タマキはローナ・オニヅカ、アリー・マカロックはジューン・スコビーを担当します。

リーオ・ティプトンがモリー、シェル・ラモスがシルビア・サリナス、マイケル・ミリガンがスティーブン・マコーリフを演じます。ネッド・ヴォーンはニール・アームストロング、ジェイミー・マリー・ダンはクリスタ・マコーリフ役です。

サリー・ライドと事故調査を描く物語

スチュワートは宇宙飛行士サリー・ライド、アーネットはジョージ・アビーを演じます。シリーズは事故に至る経緯やその後の調査に加え、ライドがアメリカ人女性として初めて宇宙へ飛ぶまでの歩みも描きます。

ライドが選ばれた1978年の宇宙飛行士候補生クラスは、NASAが1969年以来初めて選んだ新しいクラスで、女性6人が含まれていました。ライドは1983年、STS-7で宇宙飛行を行い、アメリカ人女性として初めて宇宙へ行きました。

このクラスには、後にSTS-41Gでライドとともに飛行したキャサリン・サリバンや、ジュディス・レズニックらもいました。

委員会が指摘した打ち上げ判断の問題

事故を調査したロジャーズ委員会は、チャレンジャー号の打ち上げ判断に問題があったと結論づけました。NASAの決定者は、Oリングと接合部をめぐる問題の経緯や、低温での打ち上げに反対する請負企業の当初の勧告を把握していませんでした。

Oリングは固体ロケットブースターの接合部を密閉する部品です。委員会は、低温が接合部のシール性能に及ぼす影響についてモートン・チオコール社の技術者が反対意見を述べていたものの、その意見がNASA上層部に適切に伝わらなかったと指摘しました。

過去の飛行で起きたシールの侵食への懸念も、打ち上げ判断を担う幹部に十分伝わっていませんでした。委員会は、情報伝達の失敗、技術者のデータと管理側の判断の食い違い、NASAの組織構造により安全上の問題が重要な管理者に伝わりにくかった点を挙げています。

事故後に進められた設計と安全審査の見直し

事故後、NASAは固体ロケットモーターの設計を変更しました。接合部には部品同士の動きを抑える構造と3本目のOリングを追加し、外部ヒーターや防水シールも設けました。

新しい設計の確認には、部品試験や縮尺試験に加え、実物大の試験を組み込みました。NASAは次の飛行までに、実物大モーターの試験燃焼を複数回行う計画を示しています。

安全監督の体制も改められ、重要な飛行安全事項を独立して監督する組織がNASA長官へ直接報告する形になりました。NASAは管理体制と人員を見直し、管理層への情報伝達や技術上の問題を扱う手順も改善しました。

制作陣と配信予定

シリーズはメリディス・E・バグビーの2023年刊行書『The New Guys』に着想を得ています。脚本・制作総指揮・ショーランナーは『The Staircase』『American Crime Story』などを手がけたマギー・コーンが務めます。

ジェームズ・ホーズが監督と制作総指揮を担当します。制作にはBig Swing Productions、Amblin Television、Nevermind Picturesが参加し、スチュワートとディラン・メイヤーもNevermind Picturesから制作総指揮に加わります。

Prime Videoで独占配信される予定ですが、Prime Videoは配信日を公表していません。