Front view of the ROG XBOX Ally X20 with labeled controls
出典: rog.asus.com

ASUSはポータブルゲーミングPC「ROG Xbox Ally X20」を10月16日に発売します。前モデルと同じプロセッサを搭載する一方、有機ELディスプレイやmicroSD Express、可変式十字ボタンなどを採用しました。価格は25万8,800円で、前モデルの現在価格を8万9,000円上回ります。

処理性能は据え置き、価格は25万8,800円

CPUは8コア16スレッド、最大5GHzのRyzen AI Z2 Extremeで、前モデルから変更はありません。メモリは24GB、SSDは1TBで、いずれも前モデルと同じです。

本体の幅は10mm広がり、重量は約756gになりました。前モデルは約715gで、X20は41g重くなっています。

価格は25万8,800円です。前モデルは発売時13万9,800円で、その後の価格は16万9,800円とされており、現在価格と比べるとX20は8万9,000円高くなります。

OLED画面と追加ストレージ

画面は7型の液晶から、7.4型の光沢有機ELに変わりました。解像度はフルHD、リフレッシュレートは最大120Hzで、可変リフレッシュレート(VRR)にも対応します。

ディスプレイはDisplayHDR True Black 1400認証を取得しています。HDR時のピーク輝度は最大1,400ニトで、応答速度は0.2ミリ秒です。

カードスロットはmicroSD Expressに対応し、対応カードからゲームを直接起動できます。SanDiskの仕様書によると、同社カードの読み出し速度は最大880MB/sで、PCIe 3.1 NVMeとmicroSD UHS-Iのインターフェースを備えます。

SanDiskのカードはmicroSD UHS-I機器と後方互換性があり、UHS-IまたはUHS-IIスロットではUHS-I相当の速度で動作します。PC Watchの試用では、X20の追加ストレージとしてゲームのインストール先に使えることが確認され、1TBカードは4万円前後からと紹介されています。

スティック、十字ボタン、冷却機構

アナログスティックにはTMRセンサーを採用しました。磁気センサーの一種で、ホールエフェクトセンサーと同様にドリフトが起きにくく、消費電力が少ない方式です。

TMRセンサーは磁界の変化に伴う電気抵抗の変化を利用します。ホール素子は、電流と磁界に対して直交する方向に生じる電圧から磁界を検出します。

コントローラー改造を扱うMERKA.Gは、TMRはホールエフェクトより消費電力が低いと説明しています。また、TMRとホールエフェクトはいずれも磁気を使う非接触方式で、物理接点の摩耗を避けやすく、ドリフトへの耐性につながるとしています。

十字ボタンは持ち上げて90度回すと形状が変わり、斜め入力を含む8方向と、上下左右を中心とする4方向を切り替えられます。工具や部品交換は不要です。

冷却機構も改良されました。PC Watchの試用では、電源接続時に3Dゲームを動かしてもファンの高い風切り音が抑えられていました。グリップにはラバー加工が施されています。

Xboxモードとゲーム利用時の設定

OSはWindows 11 Homeで、起動時にはコントローラーで操作できるフルスクリーンのXboxモードが開きます。Steamはコントローラー操作向けのBig Pictureモードで起動し、Epic GamesやGOG GALAXYなどのストアアプリもXboxモードから利用できます。

ベンチマークは電源接続時、最高性能のTurboモードで実施されました。PC Watchの測定では、前モデルと同じプロセッサを搭載することもあり、両機の性能差はほとんどありませんでした。

ゲームを遊ぶ際の標準設定は、電源接続時が35WのTurbo、バッテリー駆動時が17Wのパフォーマンスモードです。バッテリー駆動時にもTurboを選べますが、消費電力は最大25Wに制限されます。

バッテリー容量は前モデルと同じ80Whです。