
Snapの有料購読者数が3,000万人を超えました。2026年2月に2,500万人を突破してから500万人増えたことになります。Snapchat+に加え、Lens+やMemoriesの保存プランも利用されています。一方、同四半期は広告収入とユーザー数の伸びが市場予想に届かず、Snapの株価は12%下落しました。
有料購読者3,000万人、2月から500万人増
Snapは2026年第3四半期の決算資料で、Snapchat+、Memories Storage、Lens+を合わせた有料購読者数が3,000万人を超えたと報告しました。購読サービス全体には、Snapchat+、Lens+、Platinum、Memories Storage Plansが含まれます。2022年に始まったSnapchat+は、限定機能や一般公開前の機能を提供する月額制サービスです。
同四半期のSnapの売上高は前年同期比14%増の17億2,000万ドル(約2,700億円)で、広告収入は4%増、その他収入は84%増でした。Snapは、その他収入の伸びをSnapchat+、Memories Storage、Lens+がけん引したと説明しています。有料購読者の増加に伴い、広告以外の収入源も広がっています。
購読者数が増える一方、広告事業や利用者数には課題も残りました。Snapの1日あたりのアクティブユーザーは4億9,500万人で、前四半期の4億9,300万人から増えたものの、市場予想の4億9,900万人を下回りました。広告収入の伸びも同社の目標に届かず、発表後に株価が下落しました。
Snapchat+、Lens+、Platinumの特典
Snapchat+には月額・年額プランのほか、家族向けプランがあります。Lens+は生成AIレンズなどのAI・AR(拡張現実)機能を含み、文章の指示から共有用画像を作る「Imagine Lens」を無制限に使えます。Snapは、Lens+の加入者が2026年1月から約6倍に増えたと発表し、AI Photoshootなどの新機能や新しいセットプランを成長の要因に挙げました。
Platinumは広告なしでコンテンツを閲覧できるプランで、Memories向けに最大5テラバイトのクラウド保存容量が含まれます。PlatinumにはSnapchat+の40以上の限定機能やLens+の特典も含まれます。Lens+にもSnapchat+の限定機能やAI機能が含まれ、Memoriesの保存容量はSnapchat+と同じです。
家族向けプランでは、契約者が追加で2人を登録でき、各メンバーがSnapchat+の機能と250ギガバイトのMemories保存容量を利用できます。プランの内容や提供状況は地域によって異なり、PlatinumとLens+は段階的に展開されています。Snapによると、購読者は月間利用者全体の一部にとどまり、今後も新しいプレミアム機能を加える方針です。
Memoriesは無料5GB、有料プランで容量を拡張
MemoriesはSnapchat内で写真や動画を保存する機能です。2025年に無料保存容量の上限が5ギガバイトに設定され、超過分の保存には有料プランが必要になりました。有料プランでは、月額1.99ドル(約310円)で最大100ギガバイト、Snapchat+の月額3.99ドル(約630円)で最大250ギガバイト、Platinumの月額15.99ドル(約2,500円)で最大5テラバイトの容量を利用できます。
無料上限を超えた利用者には、超過分を整理、ダウンロード、または有料プランへ移行するための12カ月間の一時保存期間が設けられました。期限後も無料上限を超えている場合、5ギガバイト以内に収まる古いMemoriesが残り、超過分にあたる新しいSnapは削除されます。Snapchat+やPlatinumでは、追加の保存容量を特典として利用できます。
SnapはMemories Storage Plansも購読サービスとして数えています。3,000万人にはSnapchat+単独ではなく、複数の購読サービスの加入者が含まれます。Snapは今後も、思い出の保存やAIを使った創作機能などを購読サービスに加える方針を示しています。
AI機能と購読サービスの拡充
Snapは、AIを使った機能がLens+の成長を支えたと説明しています。Lens+には生成AIレンズや、文章から共有用画像を作る機能があり、PlatinumにもAI機能が含まれます。Memoriesのプランが写真や動画の保存容量を増やすのに対し、これらの機能はアプリ内での創作や体験の拡張を特典の中心にしています。
Snapは第3四半期に、1カ月あたりのアクティブユーザーが9億7,700万人になったと報告しました。同社は有料購読者が月間利用者の一部にとどまるとし、より広い利用と新たなプレミアム体験を通じて成長する余地があると述べています。一方、広告収入の伸びは目標に届いておらず、Snapは広告主の成果改善や、企業が利用者に届く手段の拡大も優先課題にしています。
Snapは購読サービスへの投資を続ける方針ですが、広告事業の回復と利用者の成長も求められています。











