Twin25G T5 Thunderbolt 5 Adapter connected to Mac mini video editing workstation.
出典: sonnettech.com

Sonnetは、25GbEの光ポートを2基備える「Twin25G T5 Thunderbolt 5 Adapter」を999.99ドル(約16万円)で販売しています。SFP28トランシーバー2個が付属します。対応するコンピューターは、Thunderbolt 5を搭載するMacのほか、Apple Mシリーズ搭載Mac、Thunderbolt 5・4またはUSB4ポートを持つWindows 11やLinuxのコンピューターです。

2基の25GbEポートを備えるアダプター

Twin25G T5は、SonnetのTwin25G PCIeカードとEcho SE I T5 Thunderbolt拡張システムを組み合わせた製品です。PCIeスロットのないコンピューターにThunderbolt経由で25GbE接続を追加でき、25GbE対応ストレージへ直接接続する使い方もできます。

本体にはSFP28トランシーバーが2個付属します。25GBASE-SRは、25GbEの光通信で使われる規格です。Twin25G T5には、この規格に対応するトランシーバーがあらかじめ組み込まれています。

Sonnetは、10GbEでは帯域が足りなくなったポストプロダクションや、大容量データを扱う作業を製品の用途に挙げています。実際の通信速度は、接続するコンピューターやネットワーク機器、ストレージなどを含む環境によって変わります。

対応するコンピューターと接続手順

対応OSはmacOS、Windows 11、Linuxです。接続対象は、Apple Mシリーズ搭載Mac、またはThunderbolt 5・4やUSB4ポートを備えるコンピューターです。

付属のThunderboltケーブルでコンピューターとアダプターをつなぎ、SFP28モジュールをネットワークスイッチまたは25GbE対応ストレージに接続します。Sonnetは、利用前にドライバーをインストールし、macOSのネットワーク設定、Windowsのデバイスマネージャー、またはLinuxのコマンドラインやグラフィカルツールで設定する手順を案内しています。

Thunderboltケーブルの誤抜けを防ぐThunderLokも1個付属します。コネクターを固定するねじ穴が本体側にあり、付属ケーブルを固定できます。

25GBASE-SRで使う光ファイバー

25GBASE-SR対応のSFP28モジュールはLCデュプレックス端子を使い、OM3またはOM4のマルチモード光ファイバーで接続します。デュプレックスケーブルでは、送信と受信に光ファイバーを1本ずつ使います。

伝送距離の目安は、OM3ファイバーで最大70メートル、OM4ファイバーで最大100メートルです。S0も、適切な機器を組み合わせた場合に最大100メートルの光接続ができるとしています。

接続先には、25GBASE-SRに対応するSFP28ポートを持つスイッチ、または対応する25GbE機器が必要です。25GBASE-SRの標準動作には、ホスト側スイッチのRS-FEC(前方誤り訂正)も必要です。ファイバーの種類や接続機器の対応状況によって、利用できる距離と接続条件が変わります。

10GbEを超える用途での速度差

25GbEは、通信リンクの最大帯域が10GbEの2.5倍です。Sonnetは、既存の10GbE環境で帯域が作業の制約になっているポストプロダクションや大容量データ処理を、製品の用途として挙げています。

25GbEを使った個人の検証では、Thunderbolt 3経由で接続した2台のMac間をiperf3で計測し、10秒間の平均速度は15.7Gbpsでした。同じ環境のネットワークドライブでは読み込み速度が毎秒2,000メガバイトに達し、書き込み速度にはばらつきがあったと報告されています。

この検証はTwin25G T5の実測ではなく、別の機器を使った環境での結果です。25GbEの帯域を活用できるかは、ネットワークだけでなく、接続するストレージや機器構成にも左右されます。