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出典: sunnoai.com

Grok BotにSunoなどの外部モデルを組み込む方針

SpaceXは、AIエージェントアプリ「Grok Bot」で、音楽生成サービスSunoのモデルを含む外部モデルをタスクに応じて使う方針です。イーロン・マスク氏は、Claude Opus 5.5や画像生成サービスMidjourneyも候補に挙げ、個々の作業で最良の結果につながるモデルを利用すると述べました。

マスク氏は、簡単な質問には小型で高速なモデル、複雑な質問には大型モデルを割り当てるとも説明しています。一方、音楽生成をどのモデルに振り分けるか、Sunoの技術をどう利用するか、切り替えをいつ始めるかは明らかにしていません。

Grok Botは2026年8月にベータ版が始まったアプリで、SpaceXAIが開発しています。SpaceXAIは、マスク氏が2023年にxAIとして設立したAI企業をSpaceXが買収した後に改称しました。

Sunoでは文章や音声から楽曲を作成

Sunoでは、曲のスタイルや雰囲気、題材などを文章で入力し、生成を開始できます。短い説明でも出発点になり、完成した歌詞を書く必要はありません。音声をアップロード、録音、または選択して、文章の代わりに生成の起点とする方法もあります。

生成された曲には歌詞と歌声を含められ、歌声を入れない設定も選べます。Sunoは入力された説明に沿って、歌詞や編曲を含む楽曲を作ります。そのため、Grok BotがSunoを使う場合、文章で示した曲の方向性を楽曲へ変換する処理が利用候補になります。

Sunoは、文章のほか、音声、画像、動画を使った生成にも対応するモデルをv6で導入したと説明しています。v6は既存曲の一部を文章で編集したり、複数の素材を組み合わせたりする機能も備えます。これらはSunoの製品で提供される機能で、Grok Bot経由でも使えるとは発表されていません。

v6は提携先と開発した3種類のモデル

Sunoは2026年9月9日、Warner Music Group、BMG、Believeとの提携のもとで開発した音楽モデル群「v6」を発表しました。v6には、精度や一貫性を重視する旗艦モデル、変化の大きい出力を狙うv6-wild、高速なv6-miniがあります。v6-wildと旗艦モデルはProおよびPremier向けで、v6-miniは全利用者向けとされています。

Sunoによれば、3モデルはいずれも歌声、楽器編成、曲の構成、雰囲気など、音楽制作に関する指示を扱います。また、曲全体を作り直さずに一部分や歌詞を変更する機能、複数の素材を使うマッシュアップも追加されました。Sunoは旧モデルを順次終了し、v6世代へ移行する方針です。

BelieveとSunoは、Believeおよび自主配信サービスTuneCoreに参加するアーティストやレーベルの楽曲を新モデルに含める提携を発表しました。参加は任意で、同意した権利者には報酬が支払われ、権利を保護すると両社は説明しています。新モデルで制作した曲は、BelieveやTuneCoreを通じて配信できる対象になります。

Grok Botへの導入時期や接続方法は未発表

マスク氏の投稿は、Claude Opus 5.5、Midjourney、Sunoなどの名前を挙げていますが、各モデルが担当する具体的なタスクは示していません。Grok BotチームのメンバーはClaude Opus 5.5の展開を始めたと述べた一方、Sunoを音楽関連の処理に使い始める時期は公表されていません。

Sunoは、開発者向けAPIを検討していると2026年7月に明らかにしていました。まず選定したパートナーと開発する方針でしたが、開始時期は公表していません。Grok BotとSunoの接続にこのAPIを使うかどうかについて、マスク氏は説明していません。

Sunoをめぐっては、音楽著作権を巡る訴訟も続いています。Music Business Worldwideによると、Universal Music GroupとSony Music Entertainmentは2026年9月、Sunoを提訴し、同社は主張に事実面・法律面の問題があると反論しました。