StarfallがBandwagon-5で再び打ち上げ
SpaceXは10月20日、Falcon 9ロケットによる相乗りミッション「Bandwagon-5」で、回収カプセル「Starfall」を打ち上げました。Starfallの打ち上げは今回が2度目です。ミッションではStarfallを含む32基のペイロードが運ばれました。
打ち上げは米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍施設から、米東部夏時間の午前7時04分に行われました。Starfallは2026年6月の初飛行に続き、Falcon 9の上段から分離して軌道へ向かいました。
ペイロードの放出は打ち上げから約57分後に始まり、約2時間にわたって行われました。Starfallは最後に分離し、打ち上げから2時間48分後に上段を離れました。
微小重力環境での研究や製造を想定
Starfallは、制御された飛行ができ、大気圏へ戻る際の厳しい環境に耐えられることを示すため、6月に専用の実証ミッションで初飛行しました。SpaceXは、科学研究や宇宙空間での製造に向け、微小重力環境を利用する機会を提供する構想を示しています。
機体は円盤状で、高さ約0.75メートル、幅約3.1メートル、重さ約2,100キログラムです。地球へ持ち帰れるペイロードの重量は最大約1,000キログラムとされています。
軌道上で物質を加工し、回収カプセルで地上へ運ぶ方式は、Varda Space IndustriesのWシリーズでも採用されています。Wシリーズは宇宙ステーションに依存せず、衛星上で処理を行い、カプセルで材料を地球へ戻す設計です。W-7では、微小重力が医薬品製造上の溶解性の課題に役立つかを調べます。
再突入から回収までの仕組み
Vardaの運用例では、処理後にカプセルが衛星から分離し、地球へ向かいます。大気圏へ再突入する際、機体は時速約2万9,000キロメートルを超える速度に達し、パラシュートで陸上に着地します。
VardaのW-5では、カプセルにC-PICA製の熱防護材が搭載されました。C-PICAは再突入時の熱から機体を守るアブレーション材で、Wシリーズのカプセルに採用されています。着地後はカプセルとペイロードを回収し、飛行後の分析に回します。
相乗りミッションでの打ち上げ
Bandwagon-5では、StarfallのほかにVardaのW-Series 7や、地球観測衛星Pelican-12などが打ち上げられました。W-Series 7は、医薬品などを軌道上で製造し、製品を地球へ戻すことを想定したカプセルです。
Falcon 9の第1段は打ち上げから約9分後、大西洋上の無人船「A Shortfall of Gravitas」に着陸しました。SpaceXによると、このブースターの飛行は19回目でした。









