
Makuakeで販売開始、片耳ずつ渡して対話
Timekettleは、AI翻訳イヤホン「W4 Plus」のクラウドファンディングをMakuakeで実施しています。期間は2026年12月7日21時59分までで、一般販売価格は6万7,999円、クラウドファンディングでは開始後24時間限定の4万7,599円から購入できます。
W4 Plusはスマートフォンアプリと連携して使うイヤホンです。対面での会話では、左右のイヤホンを話者同士で分け合う「1対1通訳」モードを利用できます。
たとえば、片方を日本語、もう片方を英語に設定すると、日本語の発話は相手側のイヤホンから英語で再生され、英語の発話は日本語に訳して再生されます。訳文はスマートフォンでも確認できます。
切替通訳や通話、動画にも対応
「切替通訳」では、スマートフォンのマイクが拾った音声を翻訳し、訳文をイヤホンで聞きます。相手の話を聞くときと自分が話すときで、アプリを操作して使い分ける方式です。
対面会話に加え、スマートフォンやタブレットを使った音声通話やWeb会議の通訳、端末内で再生する動画・音声の翻訳にも対応します。会話中に内容の要点を表示する「同時要約」と、終了後に会話を整理する「AI議事録」も備えます。

Makuakeの案内によると、通訳内容の文字起こしはアプリに保存され、原文はメールやメッセージアプリなどで共有できます。AI要約はテキストをコピーして共有する方式です。
骨声紋センサーで発話を捉える
本体には骨声紋センサー1基とマイク2基を搭載しています。Timekettleは、発話時に頭蓋骨周辺へ伝わる振動をセンサーで検知し、周囲の環境音の影響を受けにくくすると説明しています。
骨伝導音は、声の振動が骨などの固体を通って伝わる音です。自分の声を聞くときには空気を伝わる音に加え、骨を通る音も聞いています。

通常のマイクは空気を伝わる音を拾うため、周囲の話し声や風なども入力されます。骨伝導マイクは骨を伝わる声帯の振動をセンサーで集めて音声信号に変換し、騒音下でも話者の声を選択的に拾う仕組みです。
HEAD acousticsは、骨伝導センサー付きヘッドセットのテストで、実際の話者の測定から平均的な伝達特性を導き、実験室でのシミュレーションと比較しました。両者に明確な相関が確認され、同社はシミュレーションによるヘッドセットの評価が可能だとしています。

対応言語と翻訳機能
翻訳システムには、Timekettle独自の「Babel OS 3.0」を採用しています。音声を文字にし、文脈を踏まえて翻訳エンジンを選び、訳文を出力する流れです。
オンライン翻訳は52言語と106の方言・アクセントに対応し、オフライン翻訳は13組の言語ペアを利用できます。日本語を起点にしたオフライン翻訳では、英語と中国語に対応します。
翻訳には、日常会話向けの「高速」と、より精密な翻訳を目指す「高精度」のモデルがあります。専門分野に応じた翻訳や、会話の前後関係を踏まえて用語・表現の一貫性を保つ機能も用意されています。
料金とバッテリー
Makuakeでは、全機能を期間制限なく使える買い切り版を提供します。Timekettleは、追加の月額・年額料金なしで機能を使えると案内しています。
イヤホンは片耳約5.7グラムで、充電ケースと合わせた重さは約116.5グラムです。連続通訳時間は3時間以上、ケース併用時は最大12時間とされています。
スマートフォンアプリの対応OSはAndroid 10以降とiOS 15.0以降です。Web会議や通話も含む利用にはスマートフォンまたはタブレットを使い、パソコンには対応しません。











