3 kg High Payload Capacity
出典: zhiyun-tech.com

2本目のハンドルを本体に組み込んだジンバル

ケンコー・トキナーは、ZHIYUNのカメラ用3軸ジンバル「WEEBILL 5」を10月30日に発売しました。ローアングル撮影などに使う2本目のハンドルを本体に内蔵しており、追加のハンドルを持ち運ばずに撮影スタイルを切り替えられます。

ジンバルはカメラの揺れを抑える機材です。一般にピッチ(上下の角度)、ヨー(左右の角度)、ロール(光軸まわりの回転)の3軸を制御しますが、水平方向や垂直方向への移動そのものは補正できません。WEEBILL 5も3軸ジンバルで、最大3kgのカメラを搭載できます。

従来のカメラ用ジンバルでは、基本のハンドルとは別に、ローアングル撮影などで使うハンドルを外付けする方式が一般的でした。WEEBILL 5は、2本目のハンドルを本体に組み込んでいます。ケンコー・トキナーは、この内蔵ハンドグリップ設計を世界初としています。

ローアングルや縦位置撮影に対応

内蔵ハンドルは、ローアングルやオーバーヘッドなど、撮影時の持ち方を切り替えるために使います。製品には標準、ハンドグリップ、延長ポールの3つのモードがあり、撮影状況に応じて切り替えられます。ローアングル撮影では、低い位置でカメラを構える際の持ち手になります。

ジンバルを使って歩きながら撮影する際は、上下の揺れを抑えるため、膝を曲げて歩く方法があります。ジンバルが補正する3軸に垂直方向の移動は含まれません。2本目のハンドルで持ち方の選択肢が増え、ローアングル撮影時には本体を支える位置を変えられます。

追加アクセサリーなしで、カメラを横位置と縦位置に切り替えられます。カメラの着脱には2層式クイックリリースプレートを採用し、上部プレートはアルカスイス互換です。本体には1.8インチのカラータッチスクリーンがあり、設定やAIトラッキング対象の選択に使えるほか、ローアングル撮影時にはモニターとしても機能します。

AIトラッキングと内蔵ライト

AIトラッキングにはAIモジュールが必要です。COMBOにはAIモジュールと収納バッグが付属します。人物、ペット、車両などを最大10mの距離から追尾でき、応答時間は0.2秒以下です。被写体が障害物に最大10秒間隠れた場合も追尾を再開するとしています。

追尾する被写体はタッチスクリーン上で選択でき、ジェスチャー認識による操作にも対応します。追尾機能は、カメラの向きを被写体に合わせて動かします。3軸の制御では上下・左右の移動そのものを補正できないため、歩き撮影では持ち方や歩き方も映像の揺れに関わります。

本体にはLEDライトも内蔵し、色温度を2,700〜9,000Kに調整できます。最大照度は0.3mの距離で2,150ルクス、演色評価数(CRI)は95以上です。

主な仕様と実機展示

WEEBILL 5の折りたたみ時のサイズは210×65×317mm、重量は1,080gです。バッテリー容量は2,600mAhのバッテリーを2個搭載し、動作時間は最大約9時間、充電時間は約2時間です。PD 15Wで充電できます。

標準モデルのほか、AIモジュールなどが付属する「WEEBILL 5 COMBO」も用意されています。どちらも最大搭載荷重は3kgで、追加アクセサリーなしで横位置と縦位置を切り替えられます。使用するカメラが対応機種に含まれるかは、メーカーの互換性リストで確認できます。

ケンコー・トキナーは、11月18日から20日まで幕張メッセで開催される「Inter BEE 2026」のブースで実機を展示する予定です。ブースでは内蔵ハンドルの持ち方や画面の操作を試せます。