
ZimaCube 2は、6基のSATAドライブベイと4基のM.2 NVMeスロットを備えたNASで、標準モデルは799ドルです。ZimaOS Plusを搭載しながら別のOSも使えます。Thunderbolt 4はストレージへの直接接続ではなく、ネットワーク接続として動作します。

標準モデルは拡張性を備えた家庭向けサーバー
標準モデルのCPUは、6コア8スレッドのIntel Core i3-1215Uです。メモリーはDDR5の8GBで、2つのSODIMMスロットから最大64GBまで増設できます。標準構成ではメモリーが1枚のため、デュアルチャネル動作にはもう1枚が必要です。
前面の6基のベイには3.5インチまたは2.5インチのSATAドライブを搭載でき、別の「第7ベイ」には4基のM.2 NVMe SSDを収められます。標準モデルでは4基のSSDで帯域を共有し、速度は約800MB/sとされています。IceWhaleは、標準モデルの第7ベイを約800MB/s、ProとCreator Packを約3,200MB/sと案内しています。
標準モデルの有線LANは2.5GbEが2ポートで、10GbEポートはPro以上に搭載されます。レビューの計測では、i3-1215UはGeekbench 6のマルチコアで8,083点でした。レビューは、ファイル共有や多くのコンテナを動かす用途には足りる一方、ワークステーション級の処理性能ではないと評価しています。
ZimaCube 2 ProはCPUとネットワークを強化
初代ZimaCubeはIntel N100を搭載し、PCIeレーンは9本でした。IceWhaleによると、ZimaCube 2 Proは10コアのIntel Core i5-1235Uと20本のPCIeレーンを採用しています。標準モデルのCPUはi3-1215Uなので、世代間のCPU差を述べる際はProの仕様と区別する必要があります。
ドライブの基本構成は、6基のSATAベイと、第7ベイ内の4基のM.2スロットです。IceWhaleによると、この構成はStandard、Pro、Creator Packで共通です。第7ベイの速度は異なり、標準モデルが約800MB/s、ProとCreator Packが約3,200MB/sです。
Proは10GbEポートに加えて2基の2.5GbEポートを備え、標準モデルの2.5GbE 2ポートからネットワーク構成が拡張されています。
Thunderbolt 4は高速なネットワーク接続
背面にはThunderbolt 4ポートが2基あります。レビューによると、Macとの接続にはThunderbolt Networkingを使い、macOSでは「Thunderbolt Bridge」としてネットワーク設定に表示されます。Macでは、直接接続したドライブではなくネットワーク共有をマウントします。
レビューによると、実測上の上限は約20Gbpsで、ポートに記載された40Gbpsとは異なります。Thunderbolt経由でもネットワーク設定が必要であり、「ネットワーク設定不要」という製品の案内は実際の接続方法と一致しないとレビューは指摘しています。一方、レビューはこの接続を2.5GbEより高速なリンクとして評価しています。
標準モデルで4K編集など負荷の高い作業を日常的に行う場合、レビューはProを検討対象に挙げています。その理由として、Proの第7ベイが約3,200MB/sであること、より高いCPU性能、10GbE対応を挙げています。
ZimaOS Plusと他OSの選択肢
ZimaCube 2にはZimaOS Plusがプリインストールされています。IceWhaleによると、標準的なx86ハードウェアを採用しており、別のOSも利用できます。IceWhaleはCasaOS、Linux、OpenMediaVault、Unraid、TrueNAS、Windowsなどを互換OSとして挙げています。レビューは、OSを固定しない点を製品の特徴として評価しました。
ZimaOSでは、ストレージ設定でRAIDレベルやドライブを選び、アプリデータの保存先を指定できます。FinderやFile Explorerからローカルネットワーク上のファイルに接続でき、リモートアクセスや共有リンクも利用できます。アプリはストアからワンクリックで導入できるほか、自分のDocker Compose設定も使えます。
TrueNASでは、アプリの設定やデータを保存する領域としてix-appsデータセットを管理し、アプリごとにixVolumeや既存データセットを使うホストパスなどを選べます。ホストパスを使う場合は、アプリが保存先へアクセスできるようACL権限を設定します。ZimaOSではワンクリック導入やComposeを使えますが、TrueNASではデータセットや権限を指定してアプリの保存領域を管理します。











