
ノリッジからパースまで約20時間
カンタスリンク初のエンブラエルE190、VH-E9A「Exmouth」が、英国ノリッジから約20時間かけて西オーストラリア州パースに到着しました。最大14機のE190を導入し、ネットワーク・アビエーションが運航するFokker 100(F100)を順次置き換える計画の最初の機体です。
カンタスによると、機体はブルガリア、タジキスタン、インド、マレーシアを経由し、西オーストラリア州ブルームを経てパースに到着しました。飛行はノリッジ―ソフィア、ソフィア―ドゥシャンベ、ドゥシャンベ―コルカタ、コルカタ―ジョホールバル、ジョホールバル―ブルーム、ブルーム―パースの6区間でした。
各空港間の大圏距離の合計は約15,878キロメートルです。実際の飛行距離は経路や運航条件によって異なります。
F100と同じ100席で置き換え
VH-E9Aは以前、KLMシティホッパーでPH-EZCとして運航されていました。カンタスは導入機を「ミッドライフE190」と説明しており、機齢途中の機体を改修して使用する計画です。
ネットワーク・アビエーションはパースを拠点とするカンタス・グループの子会社で、西オーストラリア州の一部のカンタスリンク便を運航しています。同社は2008年にF100の導入を始め、現在は州内25以上の目的地へ週約120便のチャーター便と旅客便を運航しています。新しいE190も100席仕様で、座席数を維持しながら機材を更新します。
この機体は、アライアンス・エアラインズが運航する既存のE190とは別の導入計画に属します。カンタスリンクが別途運航するE190には94席と97席の仕様があり、ネットワーク・アビエーション向けのVH-E9Aは100席です。カンタスはF100からの移行理由として、信頼性、燃費、乗客の快適性の改善を挙げています。

客室改修と運航開始の予定
カンタスリンクは、商業運航への投入前に各E190の客室を改修します。新しい座席には調節式ヘッドレストを備え、USB-A・USB-C充電端子と個人用端末ホルダーを設置する計画です。
機内Wi-Fiを導入し、乗客が自分の端末で改良版のQantas Entertainment Appからコンテンツを視聴できるようにします。また、Qantas Economy Plusとして、追加の足元スペース、優先搭乗、頭上の荷物棚への優先アクセスを提供します。

最初の機体は、規制当局の承認を条件に2027年1月から商業運航に入る予定です。カンタスは、これらの改善によって年間300万回を超える旅客の移動が恩恵を受けると見込んでいます。
E190-E2の燃費性能とは区別
VH-E9AはE190-E2ではなく、従来世代のE190です。カンタスが挙げる燃費効率の改善は、F100との比較です。

エンブラエルはE-Jet E2について、前世代機と比べて座席あたりの燃費効率が29%向上すると説明しています。また、E2の2列ずつの座席配置には中央席がありません。これらはE2の特徴であり、ネットワーク・アビエーション向けの初代E190の仕様ではありません。
エンブラエルは2018年の飛行試験結果で、E190-E2の燃料消費量が従来型E190より17.3%少ないと発表しました。同社はこの試験で、当初の想定より燃料消費量が1.3%改善したとも説明しています。











