Chacott DAIKANYAMA
出典: daikanyama.chacott-jp.com

チャコットは、国内14のバレエ団と連携する「『くるみ割り人形』クリスマスプロジェクト」を始めます。2026年11月7日から2027年1月3日までに計54公演を予定し、観劇に加えてワークショップや交流イベントをチャコット代官山で実施します。

14団体が冬の公演を実施

参加団体は、新国立劇場バレエ団、東京バレエ団、牧阿佐美バレヱ団などです。公演の総動員可能人数は約9万1000人です。

公演は東京や大阪、神戸、仙台など各地で行われます。たとえば、新国立劇場バレエ団は12月18日から2027年1月3日まで新国立劇場オペラパレスで上演し、東京バレエ団は横須賀、枚方、仙台などを巡ります。

チャコットの馬場昭典代表取締役社長は、プロジェクトのテーマを「越境」と説明し、公演以外のワークショップやイベントも通じて、バレエを一般の人に広げたいと語りました。

チャコット代官山で公演と交流を紹介

チャコット代官山では、参加団体の公演情報を発信し、各団体のダンサーによるワークショップを開きます。「くるみ割り人形」の演目にちなんだ内容で、ダンサーとの記念撮影ができる交流イベントも予定されています。

施設内には、スノードームやピンクの大階段など、作品の世界観を表現したフォトスポットを設けます。参加団体による舞台写真展も開催されます。

地下1階のショップでは、クリスマス向けのスイーツやギフトカードなどを扱います。併設カフェ「Welcome the Coffee」は、いちごレアチーズプリンを800円、ストロベリーチョコを700円で提供します。

物語は少女と人形の一夜の冒険

「くるみ割り人形」は、クリスマスイブに少女クララが人形を贈られ、夜中に人形の世界へ入り込む物語です。ねずみの王との戦いの後、くるみ割り人形は王子の姿になり、クララをお菓子の国へ案内します。

第1幕では、クリスマスツリーが大きくなる場面や、兵隊人形とねずみの戦い、雪の精たちが踊る「雪片のワルツ」が描かれます。第2幕はお菓子の国が舞台で、さまざまな踊りや花のワルツ、金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥが続きます。

音楽には、チェレスタという鍵盤楽器や、フルートのフラッター・タンギングといった奏法が使われています。チェレスタやハープの響きが第2幕のおとぎの国を彩り、雪の精の場面では合唱が加わります。

音楽の仕掛けが場面を描く

序曲では低音を担う楽器を省き、高音中心の編成で軽やかな響きを作ります。一方、ドロッセルマイヤーの登場場面ではヴィオラやトロンボーン、チューバなど低音の楽器が使われ、場面の性格を音域で描き分けています。

クリスマスツリーが大きくなる場面では、旋律を繰り返しながら音量を上げ、楽譜上の最大音量である「ffff」に達します。短い旋律の反復が、舞台上の変化と結びつく場面です。

公演の日程や会場は団体ごとに異なります。