MARVEL|KADOKAWAのイメージ画像
出典: comic-walker.com

マーベルとKADOKAWAが組んだ新作マンガ5作品が、日本のマンガ配信サービス「カドコミ」で始まりました。アイアンマン、スパイダーマン、デッドプール、スパイダーグウェン、ヴェノムをそれぞれ主人公に据え、日本の作家が描きます。

5作品がカドコミで配信開始

マーベルはニューヨーク・コミコンのパネルで、KADOKAWAとの協業で展開する5作品の詳細を発表しました。登壇したのは、マーベルでアジア向けオリジナル作品を担当する編集者C.B.セブルスキー、KADOKAWAの松井健太編集長、編集者の間篠尚史です。

5作品は「アイアンマン:アイ・アム・アイアンマン」「スパイダーマン:シブヤ・クロス・ライン」「デッドプール:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス」「スパイダーグウェン:ハー・ビッグ・デビュー」「ヴェノム:リーサル・プロテクター」です。カドコミでは各作品の第1話が配信されています。

作家は、アイアンマンがTERU、スパイダーマンがtokitokoro、デッドプールが桃井涼介、スパイダーグウェンが山田リューセイ、ヴェノムがぺぺろんです。各作では、主人公の立場や物語の舞台を日本のマンガ向けに設定しています。

東京・渋谷を舞台にするスパイダーマン

「スパイダーマン:シブヤ・クロス・ライン」は、東京の渋谷で起きる連続殺人事件を軸にした作品です。小さな神社でクモにかまれた高校生の八鳥ハルトがスパイダーマンとなり、事件を追う中で、法で裁けない悪と戦う弁護士ヒーローのデアデビルに出会います。

復讐に執着する人物も登場し、ハルトとデアデビルはその人物に襲われます。渋谷を舞台にした高校生の物語に、マーベルのヒーロー同士の共闘が描かれます。

「スパイダーグウェン:ハー・ビッグ・デビュー」では、高校生のグウェン・ステイシーが放射性のクモにかまれて力を得ます。ゴースト・スパイダーとして街を守る一方、警察官の父親との関係やバンド活動、高校生活にも悩みを抱えています。

アイアンマン、デッドプール、ヴェノムの新設定

「アイアンマン:アイ・アム・アイアンマン」は、科学者であり軍需企業の社長でもあるトニー・スタークを描きます。自社兵器の実験のためアフガニスタンを訪れた際、テロ攻撃に巻き込まれるところから物語が始まります。

「デッドプール:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス」では、かつて無名の傭兵だったウェイド・ウィルソンが、アベンジャーズ加入後に世界的な人気者になります。グッズが売れ、資産を得た彼は、世界各地から寄せられる依頼に応えるため「デッドプール・ヒーローズ・フォー・ハイヤー」を結成します。

「ヴェノム:リーサル・プロテクター」の主人公エディ・ブロックは、仕事と評判を失った新聞記者です。スパイダーマンを憎む地球外寄生体のシンビオートと出会い、共通の復讐相手を持つ二者が共鳴して一体化し、ヴェノムになります。

出版契約の移行期に始まる協業

日本では、集英社がウォルト・ディズニー・ジャパンとのマーベル作品のマンガ化契約を9月30日で終了すると7月に発表しました。契約終了に伴い、「スパイダーマン:オクトガール」や「デッドプール:サムライ」など5作品は、電子書店から順次取り下げられ、紙の単行本も販売終了となりました。

今回の5作品は、KADOKAWAのカドコミで新たに展開されます。カドコミの作品一覧では、5作が新着作品として並び、第1話の一部を読める案内が掲載されています。

マーベルは別のデジタル施策として、WEBTOON Entertainmentと共同で「Marvel Comics」アプリを11月16日に開始すると発表しています。このアプリでは、マーベルの現行コミックと過去作品をデジタルで読めます。一方、2007年に始まった定額サービス「Marvel Unlimited」は12月に終了する予定です。