
なんば駅2階中央改札口の改修が受賞
南海電気鉄道のなんば駅2階中央改札口リニューアルが、2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。
同じコンコースに導入された駅案内サインシステムは、第60回日本サインデザイン賞の金賞を受賞しました。
グッドデザイン賞は公益財団法人日本デザイン振興会が主催し、日本サインデザイン賞は公益社団法人日本サインデザイン協会が主催します。
曲線と照明で明るく開放的な空間に
改修のコンセプトは「LOOP」です。低い天井や太い柱という空間上の制約があるなか、曲線を生かした白い柱とライン照明を取り入れました。
白い柱の曲線と照明を用いて、明るく開放的な駅空間を目指しました。
工事中も鉄道の運行を継続しながら改修を進めました。また、登録有形文化財である南海ビルのファサードと調和する現代的で優雅な空間を実現した点も、受賞理由として挙げられています。
案内サインは37年ぶりに刷新
コンコースのリニューアルに合わせ、駅の案内表示を含むサインシステムを37年ぶりに刷新しました。
このサインシステムは、日本サインデザイン賞の金賞を受賞しました。
改修後のコンコースには案内サインが設置されています。南海電鉄は、コンコースの改修と案内サインシステムの受賞をそれぞれ公表しました。
公共空間や歴史的建物に関わる審査の視点
グッドデザイン賞のインテリア空間カテゴリーでは、素材や色彩、光への配慮と、多様な利用者に豊かな空間体験をもたらすことが重視点に挙げられています。
同カテゴリーの審査では、利用者や社会が抱える具体的な課題への対応や、制約を創造的に生かす発想も重視されます。既存建物の活用や、歴史的建造物の保護・修復・再解釈も審査の視点に含まれます。
南海ビルは1932年に建てられた登録有形文化財で、2011年に登録されました。鉄骨鉄筋コンクリート造で、地上7階、一部8階、地下2階の建物です。
南海ビルの外観は、曲線状の角やコリント式の壁付円柱、アーチの連続で構成されています。装飾塔などを備えた建物のファサードと、改修後の駅空間との調和も受賞対象の特徴です。












