JR East Araya Station Gate and Ticket in Akita City, Akita Pref
写真: Mister0124 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

JR東日本は2027年3月、モバイルSuicaで購入できる定期券とSuicaグリーン券の範囲を広げる予定です。ICカード非対応駅を発着駅に含む定期券をアプリ画面で利用できるようにするほか、SuicaエリアとTOICAエリアにまたがる定期券やグリーン券も対象に加わります。

IC非対応駅では画面を係員に提示

「みせるモバイル定期券」は、IC非対応駅の係員にモバイルSuicaアプリの定期券画面を提示して利用するサービスです。IC非対応駅同士の区間や、発着駅のいずれかにIC非対応駅を含む区間の定期券を、モバイルSuicaで購入できるようになります。

対象は通勤定期券と、中学・高校・大学・専門学校などの通学定期券です。JR東日本線内で完結する区間は営業キロ60キロ以内、JR東海線にまたがる区間は営業キロ100キロ以内が発売範囲です。

乗車駅にはJR東日本の駅を指定し、JR東日本の路線を含める必要があります。臨時駅など一部対象外の駅があり、発着駅がどちらもIC利用可能駅の場合は通常のモバイルSuica定期券となります。

利用できない券種とサービス

みせるモバイル定期券では、連絡会社線との連絡定期券、グリーン定期券、FREX・FREXパル定期券、小児用定期券などは購入できません。

有効期間中は、チャージ残高を使って定期券区間外の鉄道を利用できません。新幹線eチケットサービス、タッチでGo!新幹線、タッチでエキナカなども利用できず、区間外の乗車や対象サービスには別のICカードまたはきっぷが必要です。

一方、バスや物販では通常のモバイルSuicaと同様に利用できます。駅係員への画面提示が必要な区間と、自動改札機にタッチして利用する区間があるため、発着駅のIC対応状況によって使い方が異なります。

Suica・TOICA両エリアにまたがる定期券

これまでカードタイプのSuicaで購入・利用できた一部のエリアまたぎ定期券を、モバイルSuicaでも購入・利用できるようになります。対象は通勤・通学定期券に加え、グリーン定期券とFREX・FREXパル定期券です。

通勤・通学定期券の発売範囲は営業キロ100キロ以内です。グリーン定期券とFREX・FREXパル定期券は運賃計算キロ300キロ以内で、後者の券種を購入するには事前に専用フォームから申請します。

乗車駅はJR東日本の駅とし、JR東日本の路線を含める必要があります。また、発着駅と経由する途中駅のすべてがIC利用可能駅であることが条件です。連絡会社線との連絡定期券や小児用定期券は対象外で、一部の2区間定期券など発売できない区間もあります。

普通列車用グリーン券は函南・三島・沼津まで

モバイルSuicaで購入できる普通列車用のSuicaグリーン券は、乗降駅にJR東海の函南・三島・沼津を加え、TOICAエリアにまたがる利用に対応します。

普通列車のグリーン券は乗車前にモバイルSuicaで購入し、乗車後に座席上方の読み取り部へ端末をタッチして利用します。購入区間内では読み取り部のランプが緑色になり、車内改札が省略されます。

今回追加されるのはモバイルSuicaでの購入範囲です。カードタイプのSuicaによる発売は、引き続きJR東日本管内から函南・三島・沼津への利用に限られます。また、熱海から沼津までの各駅相互間だけを利用する場合は、駅で紙のグリーン券を購入します。