
UKTVが2シリーズの英国放映権を取得
BBC Studios傘下の放送局UKTVは、ジョルジュ・シムノンの小説に登場する刑事ジュール・メグレを描く新作ドラマ『Maigret』のシリーズ1と2を取得しました。英国では無料配信サービスUとテレビチャンネルU&DRAMAで視聴でき、シリーズ1は12月、シリーズ2は2027年に順次放送されます。
この権利取得は、配給会社Banijay Rightsとの114時間分のコンテンツ契約に含まれます。契約には、ドラマ『A Remarkable Place to Die』のシリーズ2や、ドキュメンタリーなども含まれます。
UKTVのグローバル買付責任者カリン・マレル氏は、メグレを「世界で最もよく知られた探偵ブランドの一つ」と位置づけ、UとU&DRAMAで新作を届けることへの期待を述べました。
パリの事件を追う新作の設定
新作で主任警視ジュール・メグレを演じるのはベンジャミン・ウェインライトです。ステファニー・マティーニが妻ルイーズ、ブレイク・ハリソンが同僚のジョゼフ・トランスを演じます。
シリーズ1は全12話、各45分で、メグレと忠実ながら型破りな捜査チームがパリの複雑な事件を解決します。物語には、メグレの過去も関わります。
UKTVによると、新作のメグレは独自の捜査方法と正義感を持ち、上司や司法制度と衝突します。事件捜査に加え、家庭では妻ルイーズとの生活も描かれます。
ウェインライト版の人物像
ウェインライトは、メグレについて、現代の探偵に多い素早い判断や行動とは異なり、時間をかけて考え、感覚をたどりながら事件に向き合う人物だと説明しています。
また、新作のメグレは妻ルイーズと暮らし、家庭を持つことを望んでいます。ウェインライトは、家が緊張の続く場所ではなく、仕事から戻って落ち着ける場として描かれる点に触れました。
服装や小道具にも違いがあります。新作のメグレはたばこを吸わず、亡き父のパイプを持ち歩きます。ウェインライトによれば、パイプは父を思い起こすものとして、考えをまとめる助けにもなります。
過去の映像化との違い
Deadlineが2016年のシリーズとして紹介した、ローワン・アトキンソンがメグレを演じたITV版について、Radio Timesは、沈黙や静けさ、時間をかけて考える捜査でメグレを表現したと評しました。
Radio Timesは、メグレの捜査をひらめきや追跡を中心とするものではなく、手がかりを一つずつ絞り込み、人を理解する過程として説明しています。アトキンソンの演技についても、目撃者に共感を示す聞き方を捉えたと評価しました。









