
『ジョン・ウィック』のアニメ前日譚が製作へ
ライオンズゲートは、『ジョン・ウィック』シリーズのアニメ映画を製作すると決めました。キアヌ・リーブスは主人公ジョン・ウィック役で復帰し、声を担当するとともにプロデューサーにも加わります。実写映画で描かれてきた殺し屋の過去を、長編アニメーションで描く作品です。
物語の舞台はシリーズ第1作より前です。ジョンが「不可能な仕事」を遂行し、裏社会の組織ハイテーブルへの義務から解放され、恋人ヘレンと一緒になる権利を得るまでが描かれます。
ライオンズゲートの映画部門を率いるアダム・フォーゲルソンは、2025年の企画発表時に「不可能な仕事」をファンが最も知りたがっている物語として挙げていました。
「不可能な仕事」が描くジョンの過去
ジョンはヘレンと出会い、国際的な殺し屋としての仕事を離れようとします。しかし、殺し屋の世界から抜けるには、単に仕事を辞めるだけでは済みません。ジョンは、成功すれば自由を得られる一方、実行は不可能と考えられていた任務を課されました。
その任務は、一晩でジョンの敵をすべて殺すことです。ジョンはこれを成し遂げ、殺し屋の世界から退く自由を得ました。
ハイテーブルは、シリーズに登場する殺し屋たちの世界を統括する組織です。ジョンはその組織への義務を果たす必要があり、任務の達成はヘレンと人生を築くための条件にもなりました。
監督と脚本、シリーズの制作陣
監督は『Ultraman: Rising』『Kubo and the Two Strings』に携わったシャノン・ティンドルです。脚本はライアン・ファーポとカズ・ファーポが担当します。
プロデューサーには、シリーズを手掛けてきたサンダー・ロードのベイジル・イワニクとエリカ・リー、87Eleven Entertainmentのチャド・スタエルスキが参加します。リーブスに加え、ポイント・グレイも制作に加わります。
ライオンズゲートのジョン・フェルテイマーCEOは、四半期決算後のコメントで本作がプリプロダクション段階にあると述べました。
アニメーションで描かれるアクション
アニメーション作品でアクションを組み立てた例として、アニメ『Lazarus』ではスタエルスキが戦闘場面の振り付けに協力しました。監督の渡辺信一郎は『ジョン・ウィック』を見た後、スタエルスキに連絡したと語っています。
『Lazarus』では、スタエルスキとチームが戦闘場面を振り付け、渡辺とアニメーターたちが映像を研究しました。別の媒体や登場人物に合うよう動きを選び、強調しています。主人公アクセルの動きにはパルクールの要素があり、ジョン・ウィックのように銃弾で敵を倒す戦い方とは異なる表現が用いられています。
渡辺は、移動するエレベーター内でアクセルが警備員4人と戦う場面について、1人のアニメーターが半年をかけて動きやテンポ、速度を作り込んだと説明しました。振り付けはそのまま再現せず、キャラクターの動きやアニメーションの表現に合わせて組み直しています。











