
Blueskyは、AIを使ってカスタムフィードを作る実験的なアプリ「Attie」に、ウェブサイトやゲームなどを作成する機能を加えました。作成した体験はBlueskyと同じ分散型プロトコル上で提供され、開発者以外の利用者も小規模な交流の場を作れる構想です。
Attieで作れるものが広がる
Attieの新機能では、ウェブサイト、クイズ、ゲーム、投票などのインタラクティブなコンテンツを作れます。Blueskyの最高経営責任者トニー・シュナイダー氏は、個人で完結しがちな「バイブコーディング」を、グループ向けの制作に広げる機能だと説明しました。
作成時には利用者自身のAIモデルを持ち込むか、オープンウェイトのモデルを選べます。また、Attieは公開されているBlueskyプロフィールをもとに、利用者が作りたいものを提案します。
作成したコンテンツは、利用者のAT Protocol上のIDに結び付きます。Blueskyの最高執行責任者ローズ・ワン氏は、Blueskyの利用者層に届けられることがAttieの特徴だと述べました。同社は、制作手段だけでなく、作ったものを利用者に届けることも課題に挙げています。
AT ProtocolでIDと投稿を共有
AT Protocol(ATProto)は、Blueskyなどの分散型ソーシャルアプリが利用するオープンなプロトコルです。利用者はJSON形式のレコードを自分のリポジトリに公開し、その変更履歴がネットワーク上で同期されて各アプリを動かします。
プロトコルのIDには、人が読めるハンドルと、安定した識別子として使うDIDがあります。アプリはハンドルからDIDを解決し、DIDに対応する情報を参照して利用者を識別します。
DID文書には公開鍵や利用者のホスティングサービスのURLなどが含まれます。AT ProtocolのIDはサービス間で持ち運べることを要件としており、サービスを変えてもIDやソーシャルグラフ、コンテンツを失わないことを目指しています。
この仕組みにより、対応アプリは共通のIDや同期されるレコードを使って連携できます。Attieで作るサイトやゲームもAT Protocol上に置かれるため、Blueskyだけに閉じないソーシャルウェブの一部として扱われます。
小さな交流の場をネットワークに加える
Blueskyの登録利用者数は4,700万人です。一方で、利用を試した後にXへ戻った人もおり、Blueskyのネットワークではエンゲージメントの低下が報告されています。
同社は今後数カ月、開発者とコミュニティの双方に注力する方針です。シュナイダー氏は、友人同士で使う小規模なソーシャル体験を多く作り、常に全世界へ発信しなくてもよい交流を増やしたいと述べました。
非公開データへの対応も年内に予定
AT Protocolでは、開発者からの要望が特に多かった非公開データのサポートがアルファテスト中です。シュナイダー氏は、年内の展開を予定していると述べました。
AT Protocolでは、利用者が公開するレコードとその同期が基本です。非公開データへの対応により、Attieを含む対応アプリが扱えるデータの範囲も変わります。










