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出典: evilgeniuses.gg

Evil Geniusesが11月2日に運営を停止

北米のeスポーツ組織Evil Geniuses(EG)は、2026年11月2日をもって競技活動と日常的な事業運営を停止します。CEOのChris DeAppolonio氏が公式声明で明らかにしました。

DeAppolonio氏は、ここ数年にわたり運営構造の再建や発信力の強化、新規タイトルの開拓、クリエイター陣の拡充に取り組んできたと振り返りました。一方で、スポンサー不足やトップレベルで競技を続けるためのコスト上昇を挙げ、現在の事業環境では責任ある運営を続けられないと判断したと説明しています。

今後は計画的に事業を縮小し、影響を受ける選手、コーチ、スタッフと連携して対応します。声明では、四半世紀以上にわたって応援したファンや支援したパートナー企業への感謝も示されました。

選手は移籍交渉へ、採用の推薦も表明

EGは、所属する全ロスターの選手が発表当日から他組織との移籍交渉を始められるとしました。『VALORANT』部門の選手とコーチは、2026年シーズンが終わる11月2日以降、新たな所属先と自由に契約できます。

DeAppolonio氏は、所属する選手、クリエイター、従業員の採用を業界の採用担当者に呼びかけました。これまでEGを支えたメンバーを自身の責任で推薦するとし、採用の打診や推薦の依頼は本人に直接連絡するよう案内しています。

2023年の『VALORANT』世界王者

EGは2023年8月の公式世界大会「VALORANT Champions 2023」で優勝しました。

世界大会優勝時の主力だったDemon1選手やEthan選手らは、その後ほかのチームへ移籍しました。今回の停止発表では、現所属選手の移籍交渉も認められています。

2022年には、北米の複数のeスポーツ組織で人員削減や事業縮小が進み、eスポーツ向けベンチャー投資額は2020年を除けば2016年以来の低水準になりました。

スポンサーとリーグ収益をめぐる事業環境

NewZooの推計では、スポンサーと広告主はeスポーツ組織の収入の60%を占めていました。ロサンゼルス・タイムズは、広告市場の縮小やスポンサー離れが業界に影響し、従来のスポーツのようにチケットやグッズの販売、放映権収入だけで利益を上げにくい状況も伝えています。

Riot Gamesのeスポーツ部門を率いるJohn Needham氏は、VALORANT Champions Tour(VCT)のパートナーチームに、固定の年間給付金やデジタル商品の売上分配、賞金、追加のマーケティング活動に対する報酬を支払う仕組みを説明しました。チームはリーグ参加料をRiotに支払わず、マーケティングやコンテンツ制作、ファンとの交流、選手支援などに取り組みます。

Riot GamesのLeo Faria氏が公表した2023年の数字によると、パートナーチームにはデジタル商品の売上から3,300万ドル(約52億円)超が分配され、チーム当たりの平均は100万ドル(約1億6,000万円)超でした。対象チームはバンドル収益の50%に加え、リーグ給付金と追加報酬を受け取ります。EGは停止の理由にスポンサー不足と競技運営コストの上昇を挙げています。