Gboard Conveyor Belt Version
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キーがベルトコンベアーで手元へ

GoogleのGboardチームは、キーをベルトコンベアーで動かすDIYキーボード「Gboard くるくるバージョン」を公開しました。各ベルトのキーが利用者の手元へ流れてくる仕組みで、キーの位置まで腕や指を動かす量を減らし、片手や一本指で入力しやすくする構想です。

本体には4本のベルトがあり、それぞれに29個のキーを配置しています。大文字と小文字を直接入力でき、流れてくるキーを選び、タイミングよく打つ方式です。

従来のキーボードは、両手でキーに手を伸ばす使い方を前提としてきました。Googleは、入力する人がキーへ動く代わりに、キーボード側を動かす考え方をこの装置に取り入れています。

発売予定はなく、設計データを公開

Googleは、このキーボードを発売する予定はないと案内しています。一方、同様の装置を自作するための設計図をオープンソースとして公開しました。

設計データはGoogleのGitHubリポジトリにあり、ケースや機構の3Dプリント用STLファイル、KiCad形式の回路図と基板レイアウト、ファームウェアのソースコードが含まれます。

GoogleのGitHubリポジトリでは、この装置を公式のGoogle製品ではないとしています。公開データをもとに組み立てるDIY向けの設計です。

片手入力を想定した使い方

Googleは、片手だけですべての文字を入力できると説明しています。飲み物を持つときやマウスを操作するときに、もう片方の手を空けられるとしています。

同じキーボードをもう一台用意して両手で使う案も挙げています。これはチームが提案する使い方で、入力速度や作業効率の測定結果ではありません。

Googleは今後の案として、色違いのほか、ベルトを速く動かすモード、より多くの文字種に対応する長いモデル、携帯向けの短いモデルを検討しています。

物理キーでフリック操作を再現した先例

Googleの過去の提案には、フリック入力を物理キーで扱う「Google 日本語入力 物理フリックバージョン」もあります。フリック入力は、キーを押す動きに加え、キー上で指をスライドさせて文字を選ぶ方式です。

Google日本語入力チームは、特殊なメカニカルスイッチを使ってキーをスライドさせる動作を物理的に再現したと説明しています。キーの文字面は削り出しで作られ、Bluetoothキーボードとしてパソコンやスマートフォンなどに接続する設計でした。

仕様では、キー配列は格子状で、左右のフリック幅は約10ミリ、上下は約8ミリ、押し下げ幅は約0.7ミリです。別の仕様紹介では、二軸ポテンショメーターを搭載したメカニカルスイッチ方式や、対応機器としてBluetooth SPP対応のPC、Chrome OS端末、Android端末などが挙げられています。

Gboard くるくるバージョン - YouTube
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