ICANNが2026年新gTLD申請を公開、日本企業のブランドTLDは61件
出典: icann.org

2026年の新gTLDラウンドで申請された文字列が公開され、日本企業によるブランドTLDの申請は61件でした。GMOインターネットグループはそのうち56件を支援し、インターリンクの子会社は一般向けの「.neko」を申請しました。

2026年ラウンドで申請内容を公開

gTLDは、ドメイン名の末尾に付く「.com」や「.net」のような文字列です。新gTLDプログラムでは、企業や団体が新しい文字列を申請し、社名やブランド名を末尾に使うブランドTLDや、一般向けに登録を受け付けるTLDとして運用できます。

2026年ラウンドの申請受付は4月30日に始まり、8月12日に締め切られました。公開された申請には、ブランドに関するものが333件、コミュニティー向けが16件、地理的名称が15件含まれています。

地域別では、北米が864件、欧州が506件、アジア・オーストラリア・太平洋地域が218件でした。日本企業によるブランドTLDの申請61件は、米国の151件に次ぐ数です。

日本のブランドTLD申請をGMOが支援

日本からのブランドTLD申請61件のうち、GMOブランドセキュリティが53件、GMOドメインレジストリが3件を支援しました。両社を含むGMOインターネットグループの支援は計56件で、国内申請の約92%にあたります。

ブランドTLDでは、企業名やブランド名などをドメイン名の末尾に使います。一般向けに登録を受け付けるTLDとは異なり、企業が自社で利用することもできます。

申請内容の公開後も、申請した文字列をそのまま使えるとは限りません。文字列の評価や、同じ文字列などを申請した場合の競合処理が続きます。

ISIIが一般向け「.neko」を申請

インターリンクの子会社、インターリンクシステム創成研究所(ISII)は、ブランドTLDではないオープンなgTLDとして「.neko」を申請しました。申請情報の公開時点で、同じ文字列への重複申請はありませんでした。

ISIIは申請主体となり、承認などの手続きを経てレジストリとして運営することを目指しています。想定用途には、猫に関するコミュニティーや情報発信、ビジネス、創作、動物福祉、保護猫活動が挙げられています。

登録資格に特別な制限は設けず、猫の飼い主や保護団体、獣医師、猫カフェ、クリエイターなど幅広い利用者を想定しています。登録受付の開始時期や料金、方法は未定です。

文字列の確定後に意見提出や異議申し立て

申請時に代替文字列を指定した申請者は、10月8日から21日までの期間中、条件を満たす場合に限り申請文字列を切り替えられます。同じ文字列が別の申請や代替文字列に含まれる場合、その代替文字列は使用できません。

ICANNは11月17日に、最終的な申請文字列と競合する申請の一覧を公開する予定です。同日から2027年3月16日までは、一般からの意見提出や異議申し立てを受け付けます。

文字列の評価段階は180日間続く見込みで、申請や競合セットの処理は終了後に始まります。処理順を決める優先順位抽選は2027年前半に予定されています。「.neko」を含む個別の申請が承認され、運用開始に至るかは今後の手続きで決まります。