
B03がパリで欧州初公開
Leapmotorは2026年のパリ・モーターショーで、電動ハッチバック「B03」を欧州初公開しました。欧州での販売は2027年に始まる予定で、同社の小型車「T03」とクロスオーバー「B03X」の間に位置づけられます。
B03は中国で「B05」として販売されている車種の欧州仕様です。Carscoopsは欧州向けの目標価格を約2万5,000ユーロと見積もっていますが、中国でのB05の価格として挙げた7,500ユーロ未満とは大きな開きがあります。
Leapmotorによると、B03は同社の「Compact Electric Platform」を採用し、WLTP基準の航続距離は最大390kmです。充電出力は最大145kWで、バッテリー残量を10%から80%まで充電するのに21分かかるとしています。
加速性能と日常の使い勝手
Carscoopsによると、前輪を駆動するモーターの出力は191馬力で、停止状態から時速62マイル(約100km)までの加速は7.6秒です。同媒体は、加速時間がAlpine A290 GTより0.2秒長いと比較しています。
室内には14.6インチのタッチスクリーンと8.8インチのデジタルメーターを備えます。Leapmotorは、Apple CarPlayとAndroid Autoのワイヤレス接続、ソフトウェアの無線更新、音声操作に対応すると発表しました。
荷室には防水仕様の収納スペース「Leap Box」を設け、後席には「LeapFlex」システムを採用しています。Leapmotorは後席の足元空間を最大888mmとし、車内に30以上の収納スペースを用意すると説明しています。
V2Lで車載電力を外部機器へ
B03は、駆動用バッテリーの電力を外部機器へ供給するV2L機能を搭載します。Leapmotorは装備として挙げていますが、Carscoopsも具体的な出力や接続方法は紹介していません。
V2Lの一般的な仕組みを示す例として、Kiaは車内のコンセントまたは専用コネクターを使い、車のバッテリーから家電や電子機器へ給電する方法を説明しています。車を掃除機で清掃する場面や、キャンプで電気機器を使う場面も用途として挙げています。
Dacia Springの取扱説明では、車を停車させてパーキングブレーキをかけ、充電口に専用コネクターを接続して機器へ給電します。同車のシステムは最大3.7kWの交流電力を供給しますが、この数値や操作手順はDacia Springの仕様であり、B03のものではありません。
Stellantisとの連携と欧州生産
Leapmotor InternationalはStellantis主導の合弁会社で、出資比率はStellantisが51%、Leapmotorが49%です。両社は2024年に欧州でT03とC10の販売を開始し、合弁会社はLeapmotor製品を中国本土以外で販売・製造する権利を持ちます。
Stellantisによると、Leapmotor Internationalは2025年に欧州で4万台超を出荷し、販売・サービス拠点を850カ所超に広げました。2026年5月には、スペインのサラゴサ工場でB10の生産を始める可能性や、Opelの新型電動SUVを同工場で生産する案など、協業拡大に向けた検討内容を公表しています。
その後、LeapmotorはB10の生産がサラゴサで始まったと発表しました。B03の欧州初公開とあわせ、同社は現地生産を進める方針を示しています。B03の発売予定は2027年ですが、欧州での価格や販売条件はCarscoopsが紹介した目標価格とは別に、正式な案内で示されることになります。










