
Mixar 4.1は、Blender 5.2を基盤にAIエージェントや3D生成、レイヤーペイントなどを統合したオープンソースの3D制作ソフトです。4.1.1では、複数のシーンでエージェントを並行して動かす機能が加わりました。
Blenderの編集機能とAI制作支援を一つに統合
MixarはBlenderをフォークして開発され、モデリング、アニメーション、レンダリングなどの機能を引き継ぎながら、独自の制作ツールを加えています。操作環境は、従来のBlenderに近い「Engine Mode」と、AI操作に特化したシンプルな「Zen Mode」から選べます。
AIエージェント「Mixie」には、自然言語でモデリングやUV編集、マテリアル設定、リギング、アニメーション、シーン構築を指示できます。複雑な作業を複数のエージェントに分担させ、並行して処理する仕組みも備えています。
AIによる3Dモデル生成では、テキストや画像を入力に使えます。PBRテクスチャの生成やリトポロジーにも対応し、生成やテクスチャ作成などの処理をノードで組み合わせるワークフローを利用できます。
4.1.1でシーンごとのエージェント作業に対応
4.1.1の主な追加機能は「Parallel Scene Tabs」です。シーンごとにチャットセッションを持たせ、ひとつのアプリ内で複数のシーンタブからそれぞれのAIエージェントを動かせます。
シーンタブには作業状況や進捗、エージェントの直近の応答が表示されます。たとえば、ひとつのシーンで背景を作りながら、別のシーンでキャラクターや小道具を制作できます。
4.1.1時点では、取り消し操作の履歴はBlender文書全体で共有されます。別のタブで動作中のエージェントが行った編集を、他のタブでの操作から取り消す可能性があり、その点は画面上で警告されます。
ペイントやカメラ演出も制作環境に組み込む
テクスチャペイントはレイヤー方式で、複数レイヤーやマスク、不透明度の調整、チャンネル別のペイントに対応します。UV編集ツールやベイクプレビューもあり、テクスチャやアセットを書き出せます。
映像向けの「Cinema Mode」では、複数カメラの管理、レンズや被写界深度の調整、カメラアニメーションを扱えます。スマートフォンをQRコードで接続してカメラを操作する機能や、カメラアングルから作った画像をAI動画生成の参照素材にする連携もあります。
4.0ではBlenderのベースが5.2.0に更新され、カメラ演出の「Director」モードや、エージェント操作画面、Moodboardが刷新されました。Moodboardは画像や動画を扱う作業面で、参考素材を管理してAIへの入力に使えます。
無料の本体とクレジット制の生成機能
Mixarのデスクトップアプリはソースコードが公開され、無料でダウンロードできます。Blenderを基にした編集機能とレイヤーベースのテクスチャペイントも無料で利用できます。
AIエージェントの利用条件は、接続するAIモデルや契約によって異なります。AIによる画像、3Dモデル、動画の生成はクレジットを消費し、自分のAPIキーを接続する場合はAPI提供元の料金体系が適用されます。
外部モデルは、利用者自身のプロバイダーキーまたはOpenRouter経由で接続できます。











