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写真: company logo / Public domain / Wikimedia Commons

RAMとNANDのコスト推定

PlayStation 6(PS6)のRAMとNANDストレージだけで、1台あたり680ドル(約11万円)を超えるとの推定があります。ソニーはPS6の価格を公表していません。

AMD関連のハードウェア情報を過去に伝えたKeplerL2は、NeoGAFの投稿で「RAM+NANDだけで680ドル超」と述べました。また、部品価格はソニーが本体の設計を固めた時点では現在よりかなり低かったとしています。

KeplerL2は6月、PS6の部品表全体のコスト見積もりが、それまでの約760ドル(約12万円)から1,000ドル(約16万円)近くに上がったとも主張しました。これは製造コストの推定であり、そのまま販売価格を示す数字ではありません。

RAMとNANDがゲーム機で担う役割

RAMはゲームの実行中に必要なデータを一時的に保持するメモリです。電源を切ると内容は消えます。ゲーム機では、ゲームのデータを読み込んで動作させるために使います。

NANDは電源を切ってもデータを保つフラッシュメモリで、大容量の保存に向いています。ゲーム機では、ゲームや各種データを保存するストレージを構成します。

PS5 Proの例では、DRAMとして16GBのGDDR6と、OS専用の2GBのDDR5を搭載し、ストレージは2TBです。RAMの容量や処理速度は実行中のデータの扱いに、NANDストレージの容量は保存できるデータ量に関わります。

AI向け需要とメモリ供給

AIデータセンターでは、GPUなどのアクセラレーターとともに、大量の高帯域幅メモリ(HBM)や従来型DRAMが必要になります。HBMはDRAMの一種で、AI向け需要がメモリ供給に影響する要因として挙げられています。

メモリメーカーが利益率の高いAI向け製品を優先すると、一般向けDRAMやNANDに回せる生産能力が限られます。AI向けメモリの長期契約も供給の配分に関わり、半導体業界ではウェハの割り当てが変化しています。

S0は、AIデータセンターの需要に伴うメモリ不足を、近年のメモリ価格上昇の背景に挙げています。Altiumも、AIデータセンター向け需要と生産配分の変化を、2024年から2026年にかけてDRAM・NANDが逼迫する要因として説明しています。

本体価格をめぐる見通し

メモリ部品の推定額だけでは、PS6の最終価格は決まりません。KeplerL2の見立てに加え、NewzooのManu Rosier氏は、標準モデルは999ドル(約16万円)未満に収まる可能性が高い一方、上位モデルの価格は別の問題だと述べています。

AldoraのJoost van Dreunen氏は、次世代機が発売される場合、価格は1,000ドル(約16万円)を超えるとの見方を示しました。

XboxのCEO、Asha Sharma氏も、次世代機「Project Helix」の価格と供給にメモリコストが影響すると述べています。