
Skydanceは、HBO Max、Paramount+、Discovery+を将来1つの配信サービスに統合する方針を明らかにしました。統合後の価格や開始時期は公表していません。
買収完了を受けて3サービスの統合方針を表明
Skydanceは2026年10月7日、WBDの買収を完了しました。Skydanceは、自社が保有するすべての消費者向け配信サービスを「時間をかけて」単一サービスに統合する方針を発表しました。
対象には、WBD傘下のHBO MaxとDiscovery+、そしてParamount+が含まれます。HBO Maxには『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』や『THE WIRE/ザ・ワイヤー』、Paramount+には『タルサ・キング』や『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』、Discovery+には『90日間のフィアンセ』シリーズなどがあります。
NetflixもWBDの買収を計画していましたが、2026年2月にその計画を取り下げました。Skydanceは統合方針を示しましたが、サービス名や具体的な移行方法、開始時期は公表していません。
Discovery+は以前の統合計画後も独立運営
Discovery+は、Discovery系チャンネルの番組やその派生シリーズなどを配信するサービスとして、インドで2020年、米国で2021年に始まりました。2022年にDiscoveryとWarnerMediaが統合してWBDが発足した後も、Discovery+はHBO Maxと並行して提供されました。
WBDは当初、Discovery+のコンテンツをHBO Maxに統合する計画を進め、2023年にはHBO MaxをMaxへ改称しました。ただし、WBDは収益性と低い解約率を理由に、Discovery+を終了せず継続する判断をしました。
その後、地域ごとに移行が進み、Discovery+の番組やスポーツコンテンツをHBO Maxに統合した市場がありました。デンマーク、フィンランド、オランダ、スペインでは2024年12月に、ブラジルでは2025年2月に、トルコでは同年4月にDiscovery+の提供を終了しました。
統合の利点と懸念
3サービスを一つにまとめれば、複数のサービスに加入しなければ見られない番組が分散せず、関心に合うコンテンツを勧めやすくなる可能性があります。Ars Technicaは、プラットフォームを一本化すれば、3つを別々に運営する場合より技術面の運用も簡素になると分析しています。
一方、統合によって月額料金が下がるとは限りません。Ars Technicaは、ライセンス費用の増加が価格上昇につながる可能性や、視聴者が関心を持たないジャンルの番組も含まれることで、利用者の負担が増す懸念を挙げています。
統合後のサービスには、ドラマ、リアリティ番組、子ども向け番組など異なるジャンルが集まります。
統合後の具体策
HBO Maxのコンテンツ責任者で、統合後の配信事業を率いると見込まれているケイシー・ブロイス氏は以前、HBO MaxとDisney+のバンドルが成功していることに触れ、同様の形には理にかなう面があると述べていました。Skydanceは今回、3サービスを将来一つに統合する方針を発表しました。
SkydanceはWBDの買収によりCNNも傘下に置きました。SkydanceはCNNとCBSのニュース部門を独立して運営し、両社に編集独立性委員会を設けるとしています。傘下にはCartoon NetworkとNickelodeonという子ども向けチャンネルもありますが、Skydanceは両チャンネルを統合するかどうか公表していません。
Skydanceは今後数カ月で、保有資産の運営方針についてさらに説明する見通しです。











