Strava、米国でGemini連携を開始 運動履歴を質問・分析可能に
出典: press.strava.com

Stravaは、加入者がGoogle Geminiから自分の運動履歴を分析できる連携機能を米国で順次提供し始めました。活動ごとの振り返りに加え、種目をまたぐ傾向や過去の記録について対話形式で質問できます。

Geminiで運動履歴を横断して分析

Stravaの加入者は、GeminiにStravaを接続すると、活動履歴に基づく回答を得られます。利用できるのは米国の加入者で、Geminiのプランは問いません。

質問例には、同じ心拍数で速く走れるようになったか、直近のレースでどう走ったか、筋力トレーニングがランニングにどう影響しているか、といった内容があります。複数の活動や種目にまたがる情報を、履歴を手作業でたどらずに確認できます。

今年と生涯の最速10キロ走の比較、暑さが長距離走に与えた影響、ランニングの連続記録も分析できます。天候について尋ねると、活動時の気温、湿度、風なども分析材料になります。

接続は任意で、読み取り専用

Geminiとの接続は任意で、読み取り専用です。Stravaの設定で接続を許可し、必要に応じて解除できます。

接続後に参照される運動関連情報には、活動履歴のほか、心拍数やペースの記録、GPS、パワー、ギア、クラブ、イベントが含まれます。

接続はGeminiのコネクター設定から解除できます。Strava側ではウェブの「My Apps」からアクセスを取り消せるほか、Stravaアプリ内のAIアシスタント設定から解除操作を始めることもできます。

Athlete Intelligenceとの使い分け

Stravaの標準機能「Athlete Intelligence」は、活動ごとに運動データの短い要約を表示します。ペースや心拍数、心拍ゾーンなどを使い、直近30日間のRelative Effort(相対的な運動負荷)を参照する場合もあります。

Gemini連携では、単独の活動だけでなく、複数の活動をまたいだ質問や比較ができます。

Athlete Intelligenceは活動の振り返りをアプリ内に表示する機能です。Gemini連携では、利用者が質問を入力して履歴を調べます。標準機能はStravaのモバイルアプリで提供され、Gemini連携はGeminiのアプリまたはウェブから利用できます。

活動単位の要約を支える仕組み

Athlete Intelligenceは、活動の統計情報を過去のStrava上の活動履歴と照らし、利用者が入力した活動の説明も考慮して要約を生成します。活動後、数秒で個別のインサイトを表示します。

この機能には、Amazon Bedrockを通じて利用するAnthropicのClaude Haikuが採用されています。StravaはAWSのGuardrailsを使い、事実誤認や有害な内容の検出に取り組んでいます。

Stravaの利用者アンケートでは、回答者の80%超がAthlete Intelligenceのインサイトを「非常に役立つ」または「役立つ」と評価しました。この数値は同機能への回答者の評価であり、Gemini連携の評価ではありません。