iPhone Duo - Apple
出典: apple.com

試作機で画面下Face IDを検証

初代iPhone Duoの発売を前に、Apple社内では次世代機の試作が進んでいます。Mark Gurman氏によると、iPhone Duo 2の試作機にはFace IDが搭載され、外側の画面下にセンサーを組み込む構成がテストされています。

初代iPhone Duoは電源ボタンのTouch IDで認証します。9to5MacのChance Miller氏は、Face IDからTouch IDへの変更を、新しい折りたたみ端末で「最も慣れるのが難しい点」と評しました。

初代機でFace IDを収めるうえでは、本体の薄さが障壁になったとされています。AppleはFace IDの小型化に取り組んでおり、iPhone 18 Proでは赤外線カメラをディスプレイ下に置いています。

Face IDを構成するセンサー

Face IDは、TrueDepthカメラシステムを使って顔を認識する仕組みです。2017年に発表されたiPhone Xは、ドットプロジェクタ、赤外線カメラ、照射器を組み合わせて顔の形状を捉えます。

ドットプロジェクタは3万個を超える不可視の赤外線ドットを顔に投影します。赤外線画像とドットのパターンをニューラルネットワークで処理し、顔の数学的なモデルを作成して認証に使います。

TrueDepthカメラは顔の深度情報と赤外線画像を取得します。端末内のニューラルエンジンがこれらを数学的な表現に変換し、登録済みの顔データと照合します。

画面下への配置と認証処理

Face IDは、顔の深度情報と赤外線画像を使います。深度マップの作成では不可視のドットを投影・解析し、顔の赤外線画像も同時に取り込みます。

iPhone Duo 2の試作では、外側の画面下にFace IDセンサーを配置する構成が検証されています。Gurman氏は、赤外線カメラに加えて照射器も画面の後ろに置く可能性に触れています。

画面下に置くと報じられた部品は、顔の赤外線画像を捉えるカメラと、顔を照らす照射器です。

製品化やボタン構成は未定

現在の試作機で技術をテストしていても、次世代機への搭載が確定するわけではありません。Gurman氏は、Appleが来年のモデルへの採用を目指しているようだとしつつ、開発が遅れればiPhone Duo 3まで持ち越される可能性も伝えています。

Apple社内では、次世代iPhone Duoにアクションボタンを加える案も検討されています。ただし、Gurman氏はこの変更について、Face IDより実現の確度が低いとの見方を示しました。

Face IDが加わる場合に、電源ボタンのTouch IDを残すのか、置き換えるのかも決まっていません。両方を残せば内側と外側のどちらの画面を使うときにも認証できるという案が示されています。