
ロシア軍のドローン攻撃で、キーウの主要な橋が4日連続で被害を受けました。北橋では2人が負傷し、交通や公共交通に影響が出ています。攻撃が続くなか、キーウを訪問したドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、13億ユーロを超える新たな支援パッケージで合意しました。
北橋と南橋への攻撃で交通に影響
10月4日朝、ドニプロ川に架かる北橋(ピヴニチヌイ橋)の車道がドローン攻撃を受け、2人が負傷しました。北橋は前日に続いて被害を受け、南橋(ピヴデンヌイ橋)も週の前半に複数回攻撃されました。両橋の構造は保たれていますが、損傷と通行規制により、市内の一部で渋滞が発生しています。
ドニプロ川をまたぐ8つの橋は、川の西岸と東岸を結んでいます。地下鉄や列車も市内の移動を担い、橋は毎日およそ50万台の車両が利用します。通勤者の多い平日は、橋の通行制限が日常の移動にも影響します。
市当局は修復作業を進める一方、川を渡る交通を維持するため、仮設の浮橋やフェリーの運航、川底のトンネル建設を計画しています。キーウ市長のビタリ・クリチコ氏は、別のドローン攻撃で暖房用の幹線が損傷し、市北東部のデスニャンスキー地区で一時的に温水が止まると述べました。
高速ドローンが迎撃を難しくする
ウクライナ空軍によると、ロシアは一晩でドローン135機を発射し、そのうち125機を撃墜しました。発射された機体には、ジェット推進式が52機含まれていました。
朝鮮日報は、ロシアが投入するジェラン4・5について、従来のプロペラ式より速いジェット推進機だと報じています。朝鮮日報によると、従来型のシャヘド136やジェラン2は時速約180キロで飛行する一方、ジェラン5は高度6キロを時速600キロで飛行します。時速600キロの機体を5キロ先で探知した場合、迎撃に使える時間は約30秒とされ、速度が対応時間を短くする要因になります。
メルツ首相がキーウ訪問、追加支援に合意
メルツ首相はゼレンスキー大統領と会談し、戦死したウクライナ兵の記念碑に献花しました。2人は、今週初めにロシアのドローン攻撃で大きく損傷したウクライナ科学アカデミーの建物も訪問しました。その最中、キーウ市内では新たな空襲警報が鳴りました。
ゼレンスキー大統領は、ドイツと13億ユーロを超える新たな支援パッケージで合意したと発表しました。支援には、直ちに役立つ兵器と、冬を前にしたエネルギー分野への支援が含まれるとしています。メルツ首相は、ウクライナへの支援を続ける考えを示し、ドイツの安全保障も戦争の帰結にかかっていると述べました。
橋への攻撃と同じ日、ゼレンスキー大統領は、北東部スムイ州の倉庫が攻撃され1人が死亡し、中部ドニプロ市では通信施設への攻撃で6人が負傷したと発表しました。ロシア国防省は、ゼレンスキー大統領がロシアの石油精製施設への攻撃拡大を述べたことへの対応として、キーウなどへの攻撃を強化すると表明しています。









