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写真: SATIEMOMO Sumwickoo / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

売上高は初の1000億円台、利益は減少

ジンズホールディングスの2026年8月期連結決算は、売上高が前期比14.4%増の1112億2000万円となり、初めて1000億円を超えました。一方、営業利益は5.3%減の114億5400万円、純利益は6.4%減の77億9700万円でした。

国内アイウェア事業の売上高は10.5%増の847億700万円、海外アイウェア事業は29.0%増の265億1200万円でした。増収額140億円のうち、約4割を海外事業が占めています。

利益面では、国内事業の営業利益が18.6%減の92億3500万円となる一方、海外事業は22億1900万円と前期の約3倍に拡大しました。海外事業が連結営業利益に占める割合も、前期の6.2%から19.4%へ上がりました。

国内は出店と費用増が利益を圧迫

国内の既存店売上高は前期比5.3%増で、店舗数は540店から591店に増加しました。3月には初のグローバル旗艦店となるJINS銀座店、4月には世界最大の旗艦店となるJINS新宿店を開き、両店は当初計画を上回る売上を記録しました。

銀座店では来店客の約8割が海外からの訪日客でした。国内事業では店舗網と売上が伸びた一方、旗艦店の出店やITシステム刷新などへの先行投資が増え、販売管理費は18.8%増の757億2800万円となりました。

6〜8月期は悪天候でサングラスが振るわず、高単価レンズの販売停止やセールによる粗利益率の低下、IT関連費用の増加も重なりました。第4四半期の営業利益は計画を約14億円下回り、通期でも修正計画の127億7000万円に対して約13億円の未達となりました。

中国の構造改革終了後、海外利益が伸長

海外事業では、中国本土の構造改革が終了し、利益成長をけん引しました。中国では構造改革の終了後に単価が上昇し、海外アイウェア事業の営業利益は22億円、前年の約3倍となりました。

海外事業全体の売上高は29.0%増の265億1200万円で、台湾では出店の加速とともに事業が好調でした。

海外事業の営業利益は連結営業利益の19.4%を占め、前期の6.2%から上昇しました。

27年8月期は1000店舗体制を計画

2027年8月期は売上高1242億7000万円、営業利益115億円、純利益78億円を見込んでいます。前期比では売上高が11.7%増、営業利益が0.4%増で、純利益は前期並みの予想です。

グループの店舗数は878店から1002店へ、124店の純増を計画しています。内訳は日本651店、中国182店、台湾124店、香港17店、米国9店、ベトナム7店、フィリピン12店で、海外店舗の比率は35.0%となる見通しです。

中国と米国での事業強化を予定しており、銀座店や新宿店の実績を受けて、今期中の国内外での新たな旗艦店出店も検討しています。年間配当は104円の予想で、前期から5円減配となります。