ソニーは、6インチの空間再現ディスプレイ「ELF-MN1」を12月11日に発売します。メガネやヘッドセットを使わずに3Dコンテンツを立体視でき、市場推定価格は5万4,000円前後です。

※ 画像はイメージです
出典: sony.jp

6インチの裸眼立体視ディスプレイ

ELF-MN1は、ソニーの空間コンテンツソリューション群「XYN(ジン)」に加わる製品です。アバターやキャラクターの3Dコンテンツのほか、XYNの空間キャプチャーソリューションで生成したオブジェクトを表示できます。

画面解像度は1,080×2,160ピクセルで、画素密度は403ppiです。ソニーの空間再現ディスプレイとして最高の画素密度を採用し、2視点方式で立体映像を表示します。

本体にはアクリル製スタンドを採用しています。画面と机面の境界が目立ちにくいデザインで、幅77×高さ94.5×奥行154mm、重量は0.3kgです。

視線に合わせて映像を生成

ディスプレイは見る人の瞳の位置を捉え、その位置に応じた立体映像をリアルタイムに生成します。従来の視線認識センサーに赤外線(IR)センサーを加え、暗い環境でも瞳の位置を捉えやすくしています。

左右の目の位置に合わせて映像を作り、画面に貼り付けた微細なマイクロオプティカルレンズを通して、それぞれの目に映像を届けます。この仕組みにより、見る位置の変化に応じた裸眼立体視ができます。

表示は2視点方式で、映像のにじみや二重写り(クロストーク)を抑える技術も採用しています。これらの技術により、見る人の位置に応じた映像表示と細部の描写を実現します。

スマートフォンやPCと接続

Windows PCに加え、iOSおよびAndroidのスマートフォンに対応します。対応するUSB-Cケーブルで本体と接続し、アプリを起動して3Dコンテンツを表示します。

スマートフォンとの接続にはDisplayPort Alternate Modeへの対応が必要です。ACアダプターと充電用USBケーブルは別売です。本体にはスマートフォンへの給電機能もありますが、使用状況によってはバッテリー残量が減る場合があります。

対応アプリの一つが、Gugenkaのデジタルフィギュアサービス「ホロモデル」です。10月時点では「Deskrium」「Animates」「Fenestra: my focus, her future」も対応アプリとして挙げられています。

鑑賞とコンテンツ制作

ホロモデルでは、アニメの公式キャラクターを中心とする3Dデジタルフィギュアを鑑賞できます。開発者向けSDKも用意されており、オリジナルの空間コンテンツを制作できます。

SDKはUnityを使ったWindows、Android、iOS向けアプリの開発に対応します。本体にはマイクと1Wステレオスピーカーも搭載されており、音声を使うアプリを開発できます。

ソニーは、ソニーストア銀座と名古屋で本製品を順次展示する予定です。クリエイターによる空間コンテンツやホロモデルのデジタルフィギュアを展示し、開始日などは製品ページで案内するとしています。