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出典: en.kuji.co.jp

久慈の琥珀を伝える専門博物館

久慈市郊外は古くから琥珀の採掘が行われてきた地域です。久慈琥珀博物館は琥珀を専門に扱う国内唯一の博物館で、世界各地の琥珀や、久慈地方で産出する琥珀を展示しています。

琥珀は、太古の樹木が分泌した樹脂が地中に埋まり、化石になったものです。久慈周辺の琥珀は、白亜紀後期の地層から産出します。その樹脂の起源となった樹木は、ナンヨウスギ属を含む仲間と考えられています。

琥珀には樹脂そのものが化石として残るだけでなく、樹脂に取り込まれた生物が保存される例もあります。北海道中川町では、約1億1,500万年前の前期白亜紀にできた琥珀から、植物、昆虫、菌類などの化石が見つかりました。この琥珀を含む地層は深海で堆積しており、樹脂が津波で運ばれたと考えられています。

化石と琥珀の歴史を展示

博物館の展示は、琥珀の成り立ちや古代の生物、人と琥珀の関わりをたどる構成です。白亜紀の久慈を再現したジオラマや、琥珀の起源を紹介する展示があり、琥珀ができた時代の環境を学べます。

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久慈産琥珀からは、昆虫や羽毛などの化石が見つかっています。博物館には、白亜紀後期の鳥類の後羽の化石をはじめ、久慈の琥珀に残された化石が展示されています。琥珀に閉じ込められた生物は、当時の生態を考える手掛かりにもなっています。

展示では自然史に加え、琥珀が人に使われてきた歴史も扱います。世界各地の琥珀のほか、古墳から出土した琥珀製品の複製などを通じて、装飾品としての利用を紹介しています。琥珀を産地や年代だけでなく、暮らしとの関わりから見ることができます。

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採掘や工作で琥珀に触れる

天候が許す日は、博物館周辺で琥珀の採掘体験に参加できます。冬季を除いて1日4回実施され、採掘した琥珀は1キログラム未満であれば持ち帰れます。4回目の体験には事前連絡が必要です。

館内では、琥珀を使ったアクセサリー作りなどの教室も行われています。琥珀を塩水に浮かべたり、静電気を起こしたりする実験を通じて、素材の性質を確かめられます。採掘体験とは別に、化石発掘を模した体験も用意されています。

敷地内には、琥珀神社や、現在は使われていない琥珀の坑道もあります。開館時間は9時から17時で、入館は16時30分までです。入館料は大人500円、小中学生200円で、20人以上の団体料金はそれぞれ400円、150円です。久慈駅からはタクシーで約10分の場所にあり、駅からの無料送迎バスは電話で事前に申し込めます。

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