
厚さ4.75mmのメカニカルキーボード「Altar II」が、11月10日にKickstarterで開始されます。Mac向けに設計され、着脱式ダイヤルや触覚フィードバックを備えます。価格は通常349ドル(約5万5,000円)で、予約者向けは249ドル(約3万9,000円)です。

厚さ4.75mmに収めたメカニカル構造
Altar IIの高さは4.75mmで、アルミニウムの一体削り出し筐体を採用します。スイッチは2本のスチールアームと保持用スプリングを組み合わせた構造で、作動力は40gf、キーの移動量は1.8mmです。

開発元のElectronic Materials Office(EMO)は、スプリングを垂直ではなく横向きに配置することで、薄い筐体に機械式スイッチを収めたと説明しています。筐体にはアルミニウムを使い、キー機構にはスチールを採用しています。
配列は75%で、ファンクション列と通常サイズの矢印キーを備えます。接続はBluetooth 5.0 LEの2チャンネルとUSB-Cに対応し、macOS 12以降とWindows 10以降で利用できます。
着脱できるダイヤルと触覚フィードバック
付属する「M-Dial」は磁石で本体に取り付けるクリック式ダイヤルです。回転で音量を調整し、1回押しで再生・一時停止、2回押しで次の曲、3回押しで前の曲を操作できます。長押しはmacOSのSiriを起動し、各機能は専用アプリで変更できます。
標準サイズと薄型のM-Dialが各1個付属します。追加の形状やサイズを選べるほか、設計データや仕様を公開し、利用者が3Dプリントで自作できるようにする計画です。
触覚フィードバックは、キー入力やショートカットの完了、Macの通知などを振動で知らせます。本体にはスピーカーも内蔵し、起動音や充電音などの音声フィードバックに使います。
薄型メカニカル機との寸法・価格差
比較対象のKeychron K3は、掲載仕様で前面の高さがキーキャップ込み17mm、背面が22mmです。Altar IIの4.75mmと比べると、本体の高さはK3のほうが大きくなります。
K3は低背のGateronメカニカルスイッチ、または光学式スイッチを選べます。Bluetooth接続とUSB-C有線接続に対応し、最大3台のBluetooth機器と接続できます。Altar IIはBluetooth 5.0 LEの2チャンネルとUSB-Cを備えます。
K3の掲載価格は84.99ドル(約1万3,000円)で、Altar IIは通常349ドル(約5万5,000円)、予約者向け249ドル(約3万9,000円)です。価格と接続先の台数、スイッチの選択肢に違いがあり、Altar IIは着脱式ダイヤルや触覚フィードバック、スピーカーを備えます。
出荷時期と薄型設計のエルゴノミクス
Altar IIは11月10日にKickstarterで始動し、出荷は2027年初夏の予定です。EMOは、薄い筐体によって使用時の手首の反りを抑えられると説明しています。
一方、2019年の実験室研究では、20人がキー移動量の異なるキーボードを各10分使いました。移動量0.5〜1.6mmの超低ストローク機は、2.0mmの機種より入力時の力と手首の伸展が小さく、尺側偏位は大きくなりました。
研究で見られた差は、入力力で0.5N未満、手首の角度で4度未満でした。筋活動や入力速度にも一貫した大きな差はなく、参加者は多くの快適性項目で通常のキーボードを好みました。Altar IIの移動量は1.8mmで、研究対象の超低ストローク機とは条件が異なります。










