
百年戦争末期を描く新作映画
「装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女」は、押井守監督が手がける「装甲騎兵ボトムズ」シリーズの新作映画です。全国公開は11月20日を予定しており、物語はギルガメスとバララントが戦う百年戦争の末期を舞台にしています。
「アーマードトルーパー(AT)」は、作品世界に登場する人型兵器です。主人公のアッシュ・ヴァンプスはATパイロットで、過酷な作戦から生還し続けることから「魔女」と呼ばれています。
女性士官マキ・シュタウフェンベルクは、アッシュの調査任務を受けて前線基地に赴任します。戦場で真実を知るため、アッシュの部隊が参加する強行降下作戦にATパイロットとして同行します。
ギルガメス軍とバララント軍の機体
ギルガメス軍の主力AT「スコープドッグ」には、デザートカラー、グリーンカラー、指揮官機が登場します。頭部の3連ターレットレンズや脚部のローラーダッシュ、腕部のアームパンチを備え、今回の機体にはヘビーマシンガンの自動装填装置も追加されています。
大型の「ライジングビートル」は、スコープドッグなどより一回り大きいヘビー級ATです。厚い装甲と高い出力を持つ後方支援機として開発され、外付けの制御ユニットによって砲兵射撃指揮にも使われます。
敵側のバララント軍からは、主力ミッド級AT「ブロッカー」が公開されました。後継機ファッティーへの転換が進むなか、ヴァルキュリア戦線では改修型が前線で運用されています。
報道任務に合わせたPK仕様
「PK」は、戦闘状況の撮影や報道を担う独立宣伝中隊向けの仕様です。スコープドッグPKは標準機に増加装甲を加え、ライジングビートルPKとの通信やデータリンク機能を改良しています。
ライジングビートルPKは、閲兵用の複座型を独立宣伝中隊向けに改修した機体です。操縦者と後席のオペレーターを分け、バックパックには全方位カメラと発信機を追加しています。
この機体は、記録映像を高速送信する機能に加え、映像を持ち帰るためのデータ保存用ミッションディスクも改良されています。
シリーズの戦争とクメン
1983年放送のテレビシリーズは全52話で、ギルガメスとバララントが対立する百年戦争の末期から物語が始まります。主人公キリコは、味方が守る小惑星を襲う作戦に参加し、軍の機密を目撃したことで追われる身になります。
テレビシリーズでは、百年戦争の終結後にキリコがウドの街へ流れ着き、そこで機密に関わる人物と再会します。新作映画の舞台は、テレビシリーズで描かれた戦後ではなく、戦争末期です。
ジオラマ展のテーマである「クメン」は、シリーズの既存作品にも登場します。1986年発売のOVA「装甲騎兵ボトムズ クメン」では、キリコが内乱中のクメン王国に傭兵として赴きます。
物語では、キリコが傭兵基地でスパイの疑いをかけられた後、傭兵部隊とともに神聖クメン王国の根拠地を目指します。その戦いのなかで、キリコは第2のPS(パーフェクトソルジャー)であるイプシロンと遭遇します。
北千住でジオラマ展
サンライズ公式の「装甲騎兵ボトムズ総合模型演習 2026」は、10月9日から11月8日まで北千住マルイで開催されます。クメンをテーマに、モデラーがボトムズの世界観を再現したジオラマを展示します。
会場ではオリジナルグッズや限定グッズ、レジンキットを販売するほか、サイン会も実施されます。












