BMW iX3 M60
出典: cdn.motor1.com

iX3 M60の出力と加速性能

BMW iX3 M60は、前後2基のモーターで603馬力と875Nmのトルクを発生します。0〜62mph(時速約100km)まで3.9秒で加速し、最高速度は149mph(約240km/h)です。明らかになっているiX3の仕様の中で、最も高出力のモデルです。

同じiX3の50 xDriveと比べると、M60は出力が140馬力高く、0〜62mphの加速時間は1秒速くなっています。iX4 M60にも同じ加速性能と最高速度が設定されています。

出力向上には、改良したリアモーターと高出力インバーターを使います。インバーターは、バッテリーからの電力をモーターが使える形に変換する装置です。BMWはフロント部の補強やシャシーの調整も施しました。

足回りと外観にもM専用装備

標準装備には、アダプティブMサスペンション、M専用の可変ステアリング、Mスポーツブレーキ、電子制御式リアディファレンシャルが含まれます。サスペンションは走行状況に合わせて調整され、ステアリングとあわせてM60向けに設定されています。

外観では、21インチのMホイール、黒いリアディフューザー、2枚の空力ブレードを備えた専用ルーフスポイラーが標準装備です。黄色のデイタイムランニングライトはオプションです。

WLTP航続距離は468マイル

iX3 M60の使用可能なバッテリー容量は112.2kWhで、50 xDriveの108.7kWhを上回ります。充電出力は最大400kWで、WLTP基準の航続距離は468マイル(754km)です。

50 xDriveのWLTP航続距離は500マイル(805km)で、M60との差は32マイル(51km)、割合にして約6%です。

BMW iX4 M60 xDrive (2027)
出典: cdn.motor1.com

WLTPは実走行ではなく、シャシーダイナモ上で車を走らせる試験です。試験は約30分、約23kmの走行サイクルで、平均速度は時速46.5km、最高速度は時速131.3kmとされています。温度は23度に管理され、暖房やエアコンは使わない条件です。

試験値と今後のMモデル

WLTPの解説では、一般的な混合走行の航続距離はWLTP値より10〜20%短くなる目安とされています。また、氷点下で高速道路を走る場合は30〜40%短くなる目安です。これらはiX3 M60の実走行試験結果ではなく、同車の走行距離を保証する数値ではありません。

BMWはi3セダンのM60仕様も明らかにしており、S0の説明では、車体が低く軽いためiX3 M60より速い見込みです。0〜62mphは約3.7秒と予想されていますが、公表済みの確定タイムではなく、iX3との比較に基づく見通しです。

M60より高性能なモデルも計画されており、BMWは4モーター構成の電動M車を開発中です。電動M3は2027年の発表が予定され、BMWはカモフラージュ姿も公開しています。BMWの電動M3は、4モーターによって各輪の駆動力を個別に調整する構成です()。