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LINEヤフーは10月22日、飲食店向け電話対応サービス「LINE AI予約」の正式提供を始めました。AIが24時間365日、予約の受付や変更、キャンセル、店舗への問い合わせに対応します。料金は月額1万円(税別)からです。

予約の受付には、飲食店向け予約台帳「トレタ予約台帳」との連携が必要です。AIが希望日時や人数を聞き、空席を確認して予約を確定します。満席の場合は別の時間を提案します。予約内容は台帳に登録され、利用客にはSMSで案内できます。

初期費用と利用開始月は無料です。LINEヤフーは、営業時間外や繁忙時にスタッフが電話に出られない場合の予約受付を想定しています。

予約受付から問い合わせ対応までを自動化

LINE AI予約は、新規予約の受付に加えて、予約の変更やキャンセルにも対応します。利用客はSMSで予約内容を確認でき、オンラインで変更やキャンセルもできます。

予約以外では、営業時間やアクセスなどの問い合わせに回答します。店舗固有の質問には回答内容を登録できます。店舗側は、公式サイトなどをもとにAIが作成した回答案を管理画面で確認・編集して使います。

店舗側は、AIと利用客の会話を音声や文字起こしで確認でき、会話の要約も閲覧できます。迷惑電話の着信拒否や、個別に応対したい相手からの電話を店舗へ転送する設定も可能です。

会話型AIは予約台帳と連携して電話を予約業務につなぐ

米国向けのHuskyVoiceAIは、飲食店の予約電話をIVRメニューではなく会話形式で受け付ける方式を掲げています。希望日時や人数を聞き取り、設定された空席を確認して予約を確定します。希望の時間が埋まっていれば、別の時間を提示します。予約の変更・キャンセル、予約後の確認送信、店舗チームへの結果共有も機能に含まれます。

アイブリーは「レストランボード」と「TableCheck」に連携し、電話で希望日時を聞いて空席を確認したうえで予約を登録する仕組みを提供しています。電話で受け付けた日時や人数、顧客名、電話番号を予約システムへ書き込む運用も案内しています。変更やキャンセルへの対応範囲は、連携するシステムや設定によって異なります。

LINE AI予約も、会話による受付を予約台帳の空席確認や登録につなげます。利用にはトレタ予約台帳との連携が必要です。トレタ未導入の店舗には、LINE AI予約と台帳のセット導入が案内されています。

電話予約の利用状況と料金プラン

トレタは2021年に「トレタ予約番」、2022年に留守番電話に特化した「トレタ AIるすでん」の提供を始めました。どちらもAIが電話予約を受け付け、トレタの予約台帳への登録や予約の変更・キャンセルに対応するサービスです。2022年12月、トレタは両サービスで予約受付人数が20万人を超えたと発表し、受付人数をもとにした売上貢献額を7億4,513万6,917円と試算しました。

飲食店ドットコム会員を対象にした2024年1月の調査では、回答した飲食店経営者・運営者375人のうち、予約を受け付けている店舗で12月に最も多かった予約経路は電話で、48.6%でした。予約管理ツールを使う店舗の28.0%は管理に手間どったと回答し、その回答者の44.7%が複数の予約ツールの連携を理由に挙げています。調査対象は飲食店ドットコムの会員で、回答者の70.4%は1店舗のみを運営していました。

LINE AI予約の月契約は、月260コールまでのLiteが1万円、520コールまでのStandardが1万7,500円、1,000コールまでのBusinessが2万5,000円です。上限を超えた分は1コール60円、SMS通知は1通8円(いずれも税別)です。月契約は初回3カ月の利用が必要で、年契約は1年間です。

LINEヤフーは、予約完了やキャンセル、来店前のリマインドをLINEで送る「LINE通知メッセージ」機能を今後提供する予定です。店舗の公式アカウントを友だち追加していない利用客にも、電話番号の照合を通じて通知を届ける仕組みです。