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出典: raspberrypi.com

LinuxカーネルのRaspberry Pi向けリポジトリに、未発表の「Pi Zero 3 W」と「Pi 4 Model A」に対応するデバイスツリーが追加されました。 2機種の開発を示す手掛かりですが、Raspberry Piは製品として発表していません。

2機種のデバイスツリーがマージ

プルリクエスト「Add device tree for Pi Zero 3 W and Pi 4A」は、2026年10月25日に5つのコミットを含む形でマージされました。 デバイスツリーは、Linuxが基板のハードウェア構成を扱うための情報です。

追加されたコミットには、Pi Zero 3 WとPi 4 Aそれぞれのデバイスツリーが含まれています。 その後、10月27日のファームウェア関連コミットでも、このプルリクエストが参照されました。

こうした変更は、ソフトウェア側で2機種を扱う準備が進んでいることを示します。 一方、コードへの対応追加だけで製品の出荷まで確定したとはいえず、発売日や価格の発表もありません。

Zero 3 WはZero 2 Wの後継候補

Pi Zero 3 Wは、2021年に登場したPi Zero 2 Wの後継候補として浮上しています。 Zero 2 Wは512MBのメモリーを搭載しており、登場から約5年が経過しています。

新モデルに関するデバイスツリーからは、使われるSoCについて複数の報道で異なる記述があります。 そのため、チップの型番や動作周波数はここでは確定情報として扱えません。

メモリー容量や価格も公表されていません。 Zero 2 Wの価格は約18ドル(約2,800円)とされていますが、これは新モデルの価格を示すものではありません。

Pi 4 Model Aは端子構成を絞る設計

Pi 4 Model Aは、フルサイズのPi 4 Model Bより機能を絞ったモデルになる可能性があります。Model Aの構成では一般にメモリーが少なく、Ethernet端子を備えない傾向があり、今回のデバイスツリーでもEthernetコントローラーは有効化されていません。

また、Pi 4 Model Bにある2系統目のHDMI出力は、追加された設定で無効化されています。 The Registerも、新モデルはHDMI出力が1系統になるようだと伝えています。

2機種のデバイスツリーには、電源ボタンや40ピンGPIOヘッダーへの対応も含まれています。 GPIOは基板に周辺機器や電子部品を接続するための汎用入出力端子です。

正式発表と発売時期は未公表

Raspberry PiはThe Registerからの問い合わせに対し、コメントを追加しませんでした。 新モデルについて、発売日や価格を含む正式発表は行われていません。

今回確認されたのは、Linuxカーネルとファームウェアで両機種への対応が進んでいることです。 製品の仕様や販売開始時期は、今後の発表を待つ段階です。

Zero 3 WのSoCやメモリー容量、Pi 4 Model Aの最終的な構成は、製品発表前に変更される可能性があります。 デバイスツリーへの追加は開発の手掛かりですが、完成品の仕様をすべて確定するものではありません。