
鋼とガラス質の釉薬を組み合わせた洗面素材
LAUFENは、洗面ボウル向けの新素材「VITREON steel」を発表しました。鋼の強度とガラスのような釉薬表面を組み合わせ、薄い壁面や多様な形、色を表現できます。
ホーロー鋼板一般では、ガラス質の釉薬を金属に塗布し、高温で焼いて溶融・融着させます。塗料のように表面で乾燥・硬化するのではなく、焼成によって金属と結び付いた硬いガラス状の層を形成します。この仕組みにより、鋼の基材とガラス質の表面を一体の複合素材として使います。
VITREON steelは高温で釉薬を焼き付け、ガラスのように滑らかで孔のない表面に仕上げます。壁厚は1.5〜3ミリで、LAUFENは他素材の同等製品より軽量だと説明しています。
色や光沢を生かすシリーズ
「Tricolor」は、Tuscany、Petrol、Oliveの3色を使い、つや消しと光沢のある領域を組み合わせます。表面の切り替わりをデザインに取り入れています。
「Characters」は、釉薬の加工で表面に視覚的な奥行きを持たせます。インディゴやオーシャンブルーなど光を受けて表情が変わる色のほか、Dark Iron、つや消しブラック、ホワイトも用意されています。
「Rivo」は釉薬仕上げの鋼板とは異なり、ブラッシュ仕上げのステンレス鋼を採用します。真鍮、チタン、銅の金属色と細い輪郭を特徴とし、周囲の光を受ける表面を打ち出しています。
薄い輪郭と水の流れを形に
「Tendo」は傾斜を付けたボウルで、水が穏やかに流れる形を採用しています。カウンター上に影のラインを生みます。
「Nib」は、浮いて見える薄い壁面と簡潔でグラフィカルな輪郭が特徴です。LAUFENは、VITREON steelの精密な成形性が薄い形状を可能にすると説明しています。
「In&Out」は、カウンターに完全に埋め込む形式でも、上に載せる形式でもない洗面ボウルです。住宅のほか、ウェルネス施設や商業空間への設置を想定しています。
洗面空間全体へ広げる素材展開
LAUFENは、VITREON steelを洗面ボウルだけでなく、家具やシャワートイレ、浴槽、水栓、アクセサリーを含む浴室空間の素材として位置付けています。家具との一体的な組み合わせも想定し、暗い色調や金属色を取り入れたデザインを示しています。
LAUFENは、釉薬の表面について、日常使用での耐久性、耐傷性、耐食性、色の保持、衛生性を特徴に挙げています。高温焼成で生まれる平滑な表面は、汚れやほこりが付きにくく、微生物への抵抗性があるとしています。











