
那覇・浦添で5社が観光アプリを展開
ゼンリン、沖縄都市モノレール、琉球銀行、TISI、ゼンリンインターマップの5社は、観光アプリ「STLOCAL(ストローカル)」の提供エリアに那覇・浦添を加え、2026年10月1日にサービスを開始しました。交通・観光チケットの販売や周遊情報の案内を通じて、地域交通の利用と観光客・住民の移動を促します。
沖縄県では、那覇市中心部や那覇空港周辺の交通混雑、観光客が特定エリアに集中することが課題となっています。5社は各社の交通、地図・観光情報、決済、デジタル技術、地域ネットワークを組み合わせ、移動と観光に関する課題への対応を目指します。
STLOCALは、観光情報の提供、デジタルチケット、スタンプラリーなどを備えるゼンリンの観光アプリです。2026年9月末時点で九州7県18エリアに展開し、累計ダウンロード数は約16万、デジタルチケットの販売枚数は約9万枚でした。
交通券や観光施設の入場券を販売
那覇・浦添エリアでは、ゆいレールの24時間券・48時間券のほか、空港シャトルバスや定期観光バス、観光施設の入場券などをアプリで販売します。サービス開始時には、沖縄都市モノレールを含む7事業者と連携しています。
対象チケットには、東京バス沖縄営業所の路線フリーパス、沖縄エアポートシャトルの2回乗車券、浦添市美術館の常設展観覧券などがあります。カリー観光のパルコシティシャトルや北谷ライナーの乗車券も取り扱います。
アプリでは地図や写真から観光スポットを探せるほか、イベント情報や飲食店、ゆいレール沿線のおすすめスポット、周遊コースを案内します。行きたい場所をビンゴカードに登録し、現地でチェックインするとポイントを獲得できます。
スタンプラリーと車両位置情報
5社はデジタルスタンプラリーを実施し、地域のイベント参加や観光スポットへの訪問を促します。参加者は、ゆいレールの公式キャラクター「ゆっぴー」とブルーシールのコラボキーホルダーが当たるカプセルトイに挑戦できます。
キーホルダーは全20種類で、カプセルトイは儀保駅、てだこ浦西駅、ブルーシールのパレットくもじ店に設置されます。全スポットを巡った参加者には、抽選でコンプリートセットを贈る企画もあります。
ゆいレールのラッピング車両の位置情報を、アプリの地図で確認できます。位置情報の提供期間は2027年3月31日までの予定です。アプリでは、チェックインで集めたポイントを使うルーレットや、定期的に行われるデジタルスタンプラリーにも参加できます。
協議会のチケットを引き継ぎ、行動分析へ
沖縄MaaS協議会は、沖縄県内の公共交通利用促進を目的に2019年に設立され、デジタルチケットを企画していました。今回、STLOCALがチケット販売を引き継ぎ、5社の機能や知見を組み合わせて、観光客と地域住民の移動・周遊を支援します。
5社はスタンプラリーや「旅のビンゴ」から得られる移動情報を使い、アプリ利用者の行動を分析します。情報を地図上で可視化し、観光客の行動や地域交通の利用状況に基づく施策立案につなげる計画です。
今後は、ゆいレールを起点とするイベントやキャンペーン、地域事業者と連携したチケット・観光コンテンツの拡充、スタンプラリーなどを進めます。5社は分析結果を、交通課題への対応や観光消費拡大に向けた取り組みに生かす方針です。











