
『アベンジャーズ/エンドゲーム』が再上映で約1億2,600万ドルを積み上げ、世界興収の累計で『アバター』を上回りました。公開から7年が経ち、配信でも視聴できる作品が再上映で新作を上回りました。

再上映で世界興収の首位を奪回
ディズニーとマーベル・スタジオは9月25日、追加映像やロバート・ダウニー・Jr.とクリス・エヴァンスによる導入を加えた「アベンジャーズ/エンドゲーム・アンコール」を劇場公開しました。追加映像は12月公開予定の「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」を予告する内容です。
再上映の初週末興収は北米で2,600万ドル、世界で8,600万ドルでした。再上映作品の北米初週末としては、1997年の「スター・ウォーズ」特別版、2011年の「ライオン・キング」3D版に続く歴代3位の成績です。
2週目には北米の興収が80%超減少した一方、世界では1,880万ドルを追加し、再上映分は約1億2,600万ドルに達しました。これにより同作の世界累計興収は29億2,550万ドルとなり、「アバター」の29億2,370万ドルを上回りました。
2019年の記録と今回の再上映
「エンドゲーム」は2019年の公開時、世界興収20億ドルに公開11日で到達しました。ウォルト・ディズニー・カンパニーは、当時この到達の速さが映画史上最速だったと発表しています。
同社の発表によると、公開後最初の日曜日までの世界興収は推定21億9,300万ドルでした。この時点で「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「タイタニック」を上回り、「アバター」に次ぐ歴代2位になりました。
その後、2019年に「アバター」から首位を奪った「エンドゲーム」は、2021年の中国での「アバター」再上映によって順位を譲り、今回の再上映で再び上回りました。再上映作品は通常1,000万ドルを超えることがまれだと、興行アナリストのデヴィッド・A・グロスは述べています。
フランチャイズ作品に戻る観客
初週末の後、「エンドゲーム・アンコール」は「バイオハザード」を2週目に上回り、フランチャイズに属さない新作3本の興収も超えました。
2026年夏の北米興収は、インフレ調整前で過去最高の47億6,000万ドルとなり、2019年の夏を約10%上回りました。「トイ・ストーリー5」は世界興収11億4,000万ドル超、「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」は約25億ドルを記録し、既存シリーズの作品が観客を集めました。
一方、オリジナル作品も同じ夏に興収を伸ばしました。「オデュッセイア」「マイケル」「プロジェクト・ヘイル・メアリー」「オブセッション」は、世界興収でその年の上位10作品に入りました。既存IPの再利用と新しい企画のどちらが優位かは、作品ごとの結果だけでは定まりません。
スパイダーマンを支えるソニーとマーベルの契約
「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」はソニーが配給し、マーベル・スタジオが共同製作する作品として、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属します。スパイダーマンの映画化権を持つソニーと、キャラクターをMCUに登場させたいマーベルは、契約に基づいて協業しています。
2015年の契約では、マーベルはソニー配給作の興収を分配されず、マーベル作品への登場についてソニーに権利料を支払わないと報じられました。興収が一定基準に達した場合、マーベル側への支払いが発生する可能性も伝えられています。
ソニーは1999年から映画化権を管理し、マーベルはかつて権利の買い戻しを望んでいました。2019年には両社がトム・ホランド主演作へのマーベル参加を継続する契約を結び、ケヴィン・ファイギが次作を共同製作すると発表されました。
Voxによると、マーベルは2019年の交渉で共同製作映画の興収分配をより大きく求め、両社の協業は一時行き詰まりました。契約再成立後も、ソニーとマーベルはスパイダーマンをめぐる協力を続けています。












