
タニタは、魚の重さを設定して焼き魚や干物を調理できる「グラファイト グリル&トースター」を10月29日に発売します。千石と共同開発した製品で、市場想定価格は5万円前後です。魚の調理を手軽にする専用メニューのほか、トーストや低温調理などに使える14種類の調理メニューを備えます。

10月29日発売、価格は5万円前後
製品は、千石のグループ会社である日本エー・アイ・シーが展開する「アラジン グラファイト グリル&トースター」の最上位モデルをベースにした、タニタ専用モデルです。タニタは魚料理を食卓に取り入れやすくするため、千石と共同開発しました。
本体カラーはダークグレーで、サイズは幅約391mm、奥行き約345mm、高さ約276mm、重量は約7.1kgです。オーブンは最高280℃に対応し、グリルパン、すのこ、レシピブックが付属します。
型番はTGGT-P01とTGGT-2B01で、販売開始日は10月29日です。レシピブックには、タニタ食堂とタニタ栄養研究所の管理栄養士を中心に開発した16品を掲載します。
魚の重さに合わせて加熱を自動調整
「焼き魚メニュー」と「干物魚メニュー」では、魚の重量を設定すると、専用のヒータープログラムが温度と調理時間を自動で制御します。設定できる重量は50~350gで、鮭の切り身なら4切ほどまでが目安です。
冷凍した魚は解凍せずに調理できます。冷蔵・冷凍を問わず、水分を保ちながら焼く機能を備えています。焼いている間につきっきりになる必要がなく、別の料理の準備を進められます。
加熱には、約0.2秒で発熱を始めるグラファイトヒーターを使います。専用プログラムと組み合わせ、表面を焼き固めながら温度と時間を調整し、魚の身を焼き上げます。
グリルパンで油はねやにおいを抑える
付属のすのこを使うと、魚から出る脂やドリップが身から離れ、生臭さを抑えます。グリルパンにふたをして調理すれば、庫内への油はねやにおい移りを防ぎ、後片付けの手間を軽減できます。調理後はグリルパンを洗って片付けられます。
魚料理以外では、トースト、グリル、オーブン、蒸し調理、低温調理・発酵など、計14種類の調理メニューを利用できます。「煮る」やリベイクも選べます。付属レシピブックには、フィッシュサンドやパン粉焼き、アクアパッツァなどのレシピも収録されます。
魚介類の消費減少と調理の手間
水産庁の計画案によると、食用魚介類の1人当たり年間消費量は2001年度の40.2kgをピークに減少し、2022年度は22.0kgでした。肉類の消費量は増加傾向にあり、2011年度に魚介類を上回りました。
水産庁の計画案では、魚介類をあまり購入しない理由として、価格の高さや調理の面倒さが挙げられています。魚料理への好感度調査では、嫌いと答えた人は4%で、7割を超える人が好きと回答しています。水産庁は、調理や掃除の簡便性に焦点を当てた取り組みを計画に盛り込んでいます。
タニタは、魚料理の調理や後片付けを負担に感じる人がいることを開発の背景に挙げています。









