
映画化の脚本をレータ・カログリディスが担当
対戦格闘ゲーム『サムライスピリッツ』の映画化が進められ、レータ・カログリディスが脚本を担当します。制作を手がけるのは、エリック・フェイグが率いる新会社The Arenaです。同社はSNKの資金支援を受けています。
シリーズの初作は1993年にアーケード向けに登場しました。封建時代の日本を舞台に、剣などの武器を使う対戦を特徴とし、武器を持たない状態でも戦えます。続編を重ね、ゲームの最新作は2019年発売の『SAMURAI SHODOWN』です。
カログリディスはNetflixドラマ『オルタード・カーボン』の企画・統括を務めたほか、『シャッター アイランド』や『アリータ:バトル・エンジェル』などにも携わりました。今回の企画では、ゲームの物語や登場人物を映画でどう扱うかは明らかにされていません。
武器を軸にした対戦と怒りゲージ
1993年の初作は、当時の格闘ゲームの多くが現代を舞台に素手の戦いを中心としていたのに対し、封建時代の日本と武器戦闘を前面に出しました。SNKにとっても、武器を中心に据えた初のアーケード格闘ゲームでした。対戦では連続技よりも、素早く威力の高い一撃に重点が置かれています。
ゲーム中の攻撃は、武器を持っているかどうかで性質が変わります。武器を使う斬撃はボタンや相手との距離に応じて変化し、素手でも攻撃できますが、その威力は武器を持つ場合より低く設定されています。斬撃同士が特定の条件でぶつかると、剣戟の競り合いが発生します。
シリーズを特徴づける「怒りゲージ」は、プレイヤーがダメージを受けると増加し、満タンになると作品ごとの効果が発動する仕組みです。2019年作では、怒り状態で攻撃力が上がり、一部の必殺技が強化され、武器飛ばし技を使えるようになります。さらに「怒り爆発」は1試合に一度発動でき、攻撃力や技を強化します。
2019年作では物語や対戦モードを拡張
シリーズは1993年に始まり、初期4作の物語は1788年と1789年を中心に展開します。18世紀の日本を舞台としながら、時代考証にとらわれず、外国出身の人物や架空の怪物も登場します。初作では、天草四郎時貞が1787年によみがえり、翌年に混乱を引き起こす筋書きが描かれています。
2019年作はシリーズの再始動作として発売され、当初は旧作からの13人に新キャラクター3人を加えた計16人が登場しました。追加キャラクターはシーズンパスで提供される計画で、SNKはリムルル、色、風間火月、王虎の順に配信すると案内していました。物語モードでは、18世紀の江戸時代を舞台に、土地に迫る新たな災厄を描きます。
対戦以外にも、練習やオンライン対戦、タイムトライアル、サバイバルなどのモードを備えます。道場モードでは、プレイヤー自身や他のプレイヤーの「ゴースト」と戦い、ゴーストデータをオンラインランキングで共有できます。SNKは同作を、EVOの大会種目に加える予定も告知していました。
The Arenaが進めるSNK作品の映像化
『サムライスピリッツ』は、The Arenaが企画するSNK作品の映像化ラインアップに加わりました。同社では、デヴィッド・S・ゴイヤーが『餓狼伝説』の映画脚本を執筆中です。また、『餓狼伝説』の悪役ギースを扱う単独の前日譚映画と、ロバート・カークマンのSkyboundと進めるアニメシリーズも企画されています。
カログリディスは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の共同脚本を務め、『アバター』では脚本開発に関する仕事で製作総指揮としてクレジットされています。
The Arenaの企画群には、SNKが資金面で関わっています。同社は1990年代から2000年代にかけてアーケードゲームを手がけた企業です。映画の公開時期や出演者、物語の詳細は発表されていません。











