IMAX上映後、12月にNetflixで配信

ブラッド・ピットがクリフ・ブースを再び演じる新作映画『The Further Mis-Adventures of Cliff Booth』は、11月25日から世界各地で2週間IMAX上映され、12月23日にNetflixで配信されます。デヴィッド・フィンチャーが監督し、脚本はクエンティン・タランティーノが手がけます。劇場上映を経て配信する日程です。

Netflix作品の劇場公開から配信開始までの期間は、作品によって異なります。2026年公開予定の『ナルニア国物語』も、世界各地のIMAX劇場で2週間上映された後、クリスマスにNetflixで配信される予定です。『クリフ・ブース』も、2週間のIMAX上映とNetflix配信を組み合わせています。

『ナルニア国物語』の契約は、Netflixの物語映画でIMAXによる劇場公開期間を設ける初の事例と報じられました。Netflixは映画を劇場公開する場合も、加入者向けに比較的早く配信する方針を取ってきました。今回の『クリフ・ブース』では、11月25日の劇場公開から12月23日の配信まで、約4週間の間隔があります。

1977年のハリウッドに戻るクリフ・ブース

物語の舞台は1977年で、前作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の出来事から8年後です。スタントマンのブースが、以前とは大きく異なるハリウッドと向き合う姿を描きます。ピットは、2019年公開の前作に続いてブースを演じます。

1977年は、ニュー・ハリウッドと呼ばれる米国映画の動きが続いていた時期です。この動きはおおむね1960年代半ばから1980年代初頭まで続き、監督主導の創作や実験を重視しました。作品には、性や暴力の率直な描写、反権威的な態度、社会問題への関心などが見られました。

同じ時代には、映画会社が大作の興行を重視する流れも強まりました。『ジョーズ』(1975年)や『スター・ウォーズ』(1977年)の成功を受け、映画会社は大きな観客動員が期待できる作品へ関心を移しました。『クリフ・ブース』が描く「異なるハリウッド」は、映画制作の主導権や作品の方向性が変化していた時期にあたります。

新たな場面と出演者

新たな場面では、ブースがゴーグルを着け、土のコースでダービーカーを運転しています。別の場面では、ブースとエリザベス・デビッキ演じる人物がバーで会話します。テニスコートの場面には、ブースのほかデビッキ、スコット・カーン、カーラ・グギーノが登場します。

ピットとデビッキのほか、カーン、グギーノ、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ピーター・ウェラーらが出演します。ピットとシアン・チャフィンはプロデューサーも務めます。

前作は世界興行収入3億7,700万ドル(約600億円)を記録し、10部門にノミネートされたアカデミー賞で2部門を受賞しました。ピットは同作で、俳優として初めてアカデミー賞を受賞しています。

フィンチャー監督とタランティーノ脚本

新作はフィンチャーが監督し、タランティーノが脚本を執筆しました。タランティーノは前作では監督も務めましたが、続編では監督を担当しません。自身の次回作を最後の監督作にする意向があり、続編を手がけることを望まなかったと説明しています。

タランティーノは新作の脚本を気に入っていると述べる一方、すでに歩んだ道を再び進むように感じ、監督への意欲が湧かなかったと話しました.